「頼まれると断れない」かくれ繊細さんが"穏便に断る"ための3つのスキル

 「頼まれると断れない」かくれ繊細さんが"穏便に断る"ための3つのスキル
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かくれ繊細さんはリスクの見積もりが甘い

かくれ繊細さん側が「なんとかなるだろう」と思いやすい気質であることも、断らないで自分がパンクする事態を招くという研究もされています。断ると面倒だな、断るくらいなら自分でやってしまえばいい、なんとかなるだろうという自分に対するリスクの感じ方が甘いのだそうです。

かくれ繊細さんはこの「リスクを甘く見積もる傾向」を持っていることから、職場の方たちから「頼んでみよう」と思われやすいキャラクターを自分から作っていってしまっているのかもしれません。

パンクする前に、職場で感じよく断って、角が立たないように自分の余裕を確保したいところですよね。

この「なんとかなるだろう」というリスクを甘く見る傾向は、お金や人生設計においてもちょくちょく出てくることの一つでもありますよね。こうしたHSPと非HSPとの感覚、捉え方の違いは、断ることを含めてさまざまな分野で実際には起こっています。ですが、お互いに「違う」ことがわかっていなかったのですが、だんだんHSPの「繊細さ」や「敏感さ」がどういう場面で生きづらさにつながってきているのかが、明らかになってきていると思われます。

このように、断ることがうまくできない条件をたくさん抱えているかくれ繊細さんが、どのように「角を立てずにうまく断れ」て、パンクせずに生きていく事ができるようになるかについてお伝えしていきましょう。

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AUTHOR

時田ひさ子

時田ひさ子

HSS/HSP専門カウンセラー。繊細で凹みやすいが同時に好奇心旺盛で新しいものへの探求欲が旺盛なHSS型HSPへのカウンセリングをのべ5000時間実施。講座受講生からのメール、LINEのやりとりは月100時間以上。著書に『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』(フォレスト出版、2020年)がある。



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