「依存症を克服するヨガ」主宰が語る、どん底の人生からの脱出

CINDY LOUGHRIDGE, STACY NEWGENT, CIQ HARVEY

「依存症を克服するヨガ」主宰が語る、どん底の人生からの脱出

VALERIE REISS
VALERIE REISS
2017-11-04

ニッキー・マイヤースは、インディアナ州インディアナポリスで「12ステップで依存症を克服するヨガ」というクラスを主宰している。彼女自身が、かつて薬物依存、売春依存に苦しみ、ヨガで立ち直った過去をもつ。彼女の現在の活動と、今後の展望について話を聞いた。

「12ステップで依存症を克服するヨガ」(Yoga of 12-Step Recovery略してY12SR)のクラス前半は、ヨガクラスというよりもむしろアルコール依存者更生会に近い。みんなで輪になり、依存症を克服するために努力していることや、その苦しさなどをお互いにシェアする。その後でヨガを始める。というのも、創設者のニッキー・マイヤースは、依存症克服の過程で最大の味方になってくれるのは、自分自身の体と向き合うことだと考えているからだ。


「依存症症状があることを、自分の頭で認識しているだけでは克服はできません」とニッキーは話す。「自分の頭で認識することと、自分の体を動かすことを合わせることでようやく克服に効果が生じ、再発防止にも繋がります」と続ける。彼女はその信念を「私たちの問題は、私たちの細胞の中にある」と表現する。これは依存症の原因がトラウマにあること、そしてトラウマから解放されるためには肉体運動を基盤とした練習が効果的であると考えているからだ。

ヨガをリハビリテーションの一環に

薬物依存を克服し、売春依存から立ち直ったニッキーは以前、昔からある12ステップのリハビリプログラムを受けながら、依存症再発と自責の念に悩まされるループに陥っていた。しかし、リハビリの一環としてヨガを始めたことで彼女は変わり始めた。ヨガを深く掘り下げて学んだことで、彼女が当時受けていた昔からある12ステップのリハビリプログラムの意味を総合的に理解し始めたのだ。

Translated by Joy Yu Natsume
yoga Journal日本版Vol.36掲載

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