健康の秘訣は季節に合った調理法にある?【せきねめぐみの、肩の力を抜くごはん】

 健康の秘訣は季節に合った調理法にある?【せきねめぐみの、肩の力を抜くごはん】
Megumi Sekine
関根愛 
関根愛
2021-01-28
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体の中の熱エネルギーが不足してしまうと、冷え性気味になります。「冷えは万病の元」と昔から言われるのは至極まっとうなことだと思います。体が冷えていると気持ちも落ち込みがちになりますし、胆力・行動力も減ってしまうのではないでしょうか。もちろん適度な運動や睡眠も欠かせない要素ですが、調理法を少し意識して変えるだけで冷えにくい体づくりに役立てられるのだとすれば、試さない手はないですよね。

逆に体に余剰な熱エネルギーが溜まっている状態でも、その熱をうまく処理しきれないために心身共に不調をきたすことが出てきます。たとえばいつもイライラ、カリカリしている人は体内で発散できていない熱がこもっている状態なので、たくさんの油を使う「揚げる」「炒める」の調理をできるだけ避け、「湯がく」や「茹でる」などの水分が多めで軽めの調理に切り替えることで、体内の熱をうまく外へ逃がす工夫ができます。体質によっても調理法は変えられるのです。

このようにして季節や体調・体質に沿って調理法を工夫し、体内の熱エネルギーをコントロールしていくことで、身も心も軽やかに過ごすことができるようになっていきます。

「蒸す」という調理法は中庸なので、体を冷まし過ぎたり、また熱し過ぎたりということが避けられます。どの調理法にしようか迷ったら、手始めに蒸してみることをおすすめします。蒸すという調理法は、熱を加えても食材の持つ栄養素を最大限残してくれる一番の調理法です。ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。

ライター/関根愛
「アートが社会とどう関われるか」と「じぶんらしく生きるための食養生」が活動のテーマ。座右の銘は「山動く」。俳優歴10年、アトピーなどさまざまな不調をきっかけに自然食を始めて3年。マクロビオティックマイスター。

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