今さら聞けない!プロップスの役割と使い方

 今さら聞けない!プロップスの役割と使い方
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ポーズをとる際、補助具としてヨギをサポートしてくれるプロップス。今さら聞けないけど、どう使うのが正しいの? ヨガティーチャーのドミニカ芹ケ野先生に教えてもらいました。

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アイアンガーヨガの創始者、B.K.S.アイアンガー師がほとんどを考案したとされるプロップス。「手足の長さ、体型、体の硬さ、ヨガへの習熟度には個人差があるもの。プロップスは、どんな人でも正しいポーズがとれるように『補助』し、『導き』、難しいポーズへの挑戦を助けてくれます」とドミニカ先生。さらに、ポーズをより『深める』という役割も果たしてくれる。ここでは先生に、主要なプロップス3つの役割や使用目的について聞いた。

主要なプロップス3つをチェックしよう

1.ブロック

今さら聞けない!プロップスの役割と使い方
(Photo by MORI KODA)

プロップスの代表格。三角のポーズで手の下に置くときなど、主に「床を上げる」機能でポーズを補助してくれる。長方体が一般的で、どの面を下にして置くかによって、高さも3段階に調節可能。軽くて感触のいいウレタンフォーム製やコルク製、安定感の高い木製などがある。

2.ベルト

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(Photo by MORI KODA)

ストラップとも呼ばれ、特に体の硬い初心者には必需品。牛の顔のポーズのときなど、手と足、手と手が届かないときにつないでくれる。輪をつくって両腕や両脚に通し、正しい間隔をキープするのに使われることも。留め具で長さを調節できる。コットン製がおすすめ。

3.ボルスター

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(Photo by MORI KODA)

リストラティブ(疲労回復)やリラクセーションのポーズで使われることが多い。主に仰向けのポーズで、頭、背中、腰などを支える。長方体、筒状、平たいものなど形はさまざまで、硬さや弾力も異なる。カバーを取り外せるもの、中身を足したり減らしたりできるタイプもある。

 

教えてくれたのは…ドミニカ芹ケ野先生

SHIZENヨガスタジオのオーナー/講師。アメリカ出身。1999年にヨガを教え始め、2004年にSHIZENヨガスタジオを設立。アイアンガーヨガの伝統と教えに大きく影響を受け、クラスではプロップスを多用したアラインメント重視のアプローチをとる。

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Photos by Mori Koda
yoga Journal日本版Vol.22掲載



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