マスク着用で口呼吸になっていない?覚えておきたい「鼻呼吸」5つのメリット

 マスク着用で口呼吸になっていない?覚えておきたい「鼻呼吸」5つのメリット
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マスクの着用が日常化した今、息苦しさからつい口を開けて呼吸をしてしまいがちですが、これから寒くなる時期には特に鼻呼吸を意識したいもの。口呼吸と比べてどんなメリットがあるのでしょうか?ヨガで鼻呼吸に慣れている人もぜひ見直してみましょう。

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1.冷たい空気を温める

鼻呼吸によって空気が鼻を通ることで体内に入る前に空気が体温に近い温度まで温められますが、口呼吸ではそれがないままに空気が気道を通って体内に入ります。冷たい空気が直接入ることで肺の免疫力が低下するリスクがあるともいわれています。

2.乾いた空気を加湿

鼻呼吸では空気を温めるほかに加湿もされます。口呼吸では乾いた空気がそのまま入って口や喉の乾燥の原因になるので、湿度が低くなり風邪をひきやすくなるこれからの季節は特に口呼吸にならないよう気をつけたいものです。また、口の中の乾燥(唾液の減少)を防ぐことは口臭の防止にもつながります。

3.細菌の侵入を防止

フィルターの役目を果たす鼻毛や粘液層のおかげで、空気中に含まれる異物(ほこり、細菌、ウイルス)が喉から体内に入っていくのを防ぎます。風邪の予防にも。

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Photo by Canva

4.顔のたるみ防止

口呼吸で口が開いていることで口の周りに集まっている筋肉(口輪筋・こうりんきん)の緩みや衰えの原因となることも。頬がたるんだり、口角が下がったりほうれい線ができる可能性もあります。そして筋肉が衰えることで口が開きやすくなるという悪循環にも。マスクで顔が隠れるから…とごまかし続けるわけにもいきませんね。鼻呼吸で口を閉じることで筋肉の衰えも防ぎましょう。

5.細く長い呼吸でストレス緩和

ゆっくりとした呼吸が心を落ち着かせ、ストレス緩和の助けになることはヨガをしたことがある人なら経験があるでしょう。これは鼻で呼吸をしているからこそ。口からは一度に沢山の息を吐き出せますが、反対にゆっくりと吐くことが難しくなります。鼻呼吸ではゆっくり吸うことや最後まで吐ききることがしやすくなり、それによって体の余計な緊張もやわらいでいきます。忙しい時、ストレスを感じている時につい口呼吸になっていないか自分で確認してみましょう。

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Photo by Eli DeFaria on Unsplash

これからの季節に見逃せない鼻呼吸のメリット。マスク着用で息苦しい、どうせ外から見えないし…とつい口呼吸をしてしまいそうになりますが、口呼吸によるデメリットを避けるためにもぜひ少しずつ鼻呼吸を習慣にしていきましょう。ヨガ習慣のある人はまずヨガの最中に鼻呼吸をしっかりと意識することから始めると、ヨガの効果をより感じながら日常生活での鼻呼吸の習慣もつけられて一石二鳥ではないでしょうか?

ライター/吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住。日本とオーストラリアでの会社員生活を経てヨガティーチャーに転身。2012年より在豪日本人やローカルの人たちを対象にヨガクラス(対面・オンライン)をしている他、ヨガアプリ「Down Dog」の日本語翻訳とナレーションを担当。オーストラリアのゆったりした環境の中、ヨガで日々心地よく暮らすことを心掛け、一人でも多くの人に気軽にヨガを楽しんでもらうことを目指して活動中。Instagram:@kayoko_yo

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