ヨガティーチャー同士のカップル、リアルストーリー

 ヨガティーチャー同士のカップル、リアルストーリー
ヨガジャーナル編集部

レッスンの前と後、レッスンの最中、ふたりはどんな関係に? 「パートナーがヨギならよかったのに….」 こう考えたことがある人のために、第一級のヨガティーチャー6人に、ヨギのパートナーと共に生活し、愛し合い、一緒に教えるのはどんなものなのか尋ねてみた。

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ヨガの二大理念は、自己愛とユニバーサルワンネス(宇宙のすべてのものがひとつに繋がっている)だ。マットに上ぼる理由が心を鎮めるためであっても、精神性を目覚めさせるためであっても、身体的運動を強化するためであっても、内なる幸福を得るには、自分自身を大切にすると同時に、自分以外の人との関係を大切にすることがきわめて重要だ。では、

寛容でニヤマ(勧戒)を守っているヨギどうしがカップルになった場合、何が起きるのだろう本誌は今回、ひときわ注目を浴びている6人のヨギに話を聞いた。マットの上でもマットを下りても変わらぬ愛を見つけた彼らは、ヨガスタジオのなかでどうやって仕事を調整し、振るまい、そしてロマンチックな関係をもっているのだろうか。

ロドニー・イー & コリーン・セイドマン・イー

ヨガティーチャーカップル
ロドニー・イー & コリーン・セイドマン・イー

14年前、コリーン・セイドマンはロドニー・イーの生徒のひとりに過ぎなかった。セイドマンは当初、イーに惹かれまいとしていた。当時、ふたりとも別の人と付き合っていたのだ。しかし、やがて、このカリスマ性のあるヨガティーチャーと本気で恋に落ちる。「一目惚れではなかったわ。レッスンを終えてスタジオから出たの。それで振り返ったら、強いエネルギーが怖かったのね、走って帰らなくちゃって思ったわ。」

ロドニーは今日に至るまで、セイドマンが自分と恋愛関係になることによって、理性ではなく感情に従うと決めたことに感謝しているという。「僕たちのラブストーリーは瞬く間に生まれたんだ。友人としての時間を過ごしたあとに、もっと素晴らしい揺るぎない関係が生まれたんだ。コリーンが僕の額に不思議な呪文を書いたんだ。その呪文は今、ますます強力になっているのがわかる。」

最近ではふたりで世界中を回って指導をしており、私生活と仕事の境界線がはっきりしなくなることもある。「パートナーと一緒に指導をすることには、良い面と悪い面があるわ」とセイドマンは語る。「愛する人と一緒に教えるということ以上に、複雑なことの方が多いわ。スタジオ内には3つの存在があるのよ。それぞれの個の存在と、カップルという存在。それでも、私たちは相手の指導のしかたを直感的に理解できるの。切れ目なくバトンを渡すことができるのよ。だから矛盾があって困ることはないわ。」

また、ふたりで組んで指導することによって、単独で指導するよりもはるかに生徒に専念できるようになるという別の利点もある。イーはこう語っている。「ふたりで組むことによって、はるかにやりやすくなるよ。コリーンと一緒に指導するのは楽しい。ふたりで指導することによって、クラスを見守る余裕ができる。だから、指導の効率が高まって、生徒を手助けできるんだ。」

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Text by Dana Meltzer Zepeda
Translated by Setsuko Mori



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