余分な水分を外に出す!「きゅうりの冷製ポタージュ」【痩せる和風スープ】

 余分な水分を外に出す!「きゅうりの冷製ポタージュ」【痩せる和風スープ】
Kazuki Maruo
圓尾和紀
圓尾和紀
2020-08-23

旬の食材、発酵食品…先人たちの知恵や工夫がたっぷり詰まった「和食」は、私たちを健やかな心身に導き、腸内の環境を改善することでスリムな体形も叶えてくれます。食の欧米化が進んだ現代社会で、今こそ昔ながらの「和ごはん」に立ち返りませんか?一汁一菜でなくてもOK!手軽に日常の食卓に取り入れられる和風スープレシピを、管理栄養士の圓尾和紀さんが連載形式で教えてくれます。

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今年は全国的に猛烈な暑さに。日中も夜も冷房なしでは過ごしづらいほど気温が上昇しています。しかし、冷房によって体が冷やされると血流が悪くなることで体がむくみやすくなります。今回は体の中から余分な水分を外に出してむくみ解消につながるカリウムがたっぷり入ったきゅうりを使った冷製ポタージュをご紹介します。

きゅうりは栄養がないってホント?

「栄養がない野菜」という不名誉な言われ方もするきゅうりですが、夏に旬を迎えるこの野菜にはこの時期に必要な栄養素がちゃんと含まれています。

余分な水分を外に出してむくみを解消してくれるカリウムや皮に多く含まれるシトルリンという成分は血流を改善してくれて、これもむくみを解消したり老廃物を排出して美容効果も期待できます。みずみずしいきゅうりは食欲が落ちているときでも食べやすい食材なので夏の強い味方です。

野菜をスープでとることのメリット

暑いと汁物やスープはつい敬遠しがちになりますが、同じ野菜でも汁物にして食べることでメリットがあります。野菜の栄養は野菜の細胞壁の中に含まれているので、サラダなど生で食べた場合、きちんと噛まないと細胞壁の中の栄養をうまく吸収することができません。また、茹でると茹で汁の中に栄養素の一部が流出してしまいます。

その点スープであれば水の中に溶け出た栄養素も丸ごととることができますし、食材を丸ごとミキサーにかけるポタージュであれば細胞壁が壊れて中の栄養素を余すことなくとることができるのです。

材料(二人分)

・きゅうり……2本

・玉ねぎ…1/2コ

・にんにく…ひとかけ

・だし汁…250ml

A 豆乳…50ml

A 塩…小さじ1/2

A ブラックペッパー…ひとつまみ

・亜麻仁油(なければオリーブオイルなどでも)…小さじ2

つくり方

①玉ねぎときゅうりは一口大に切り、玉ねぎはだし汁で茹でる。

②①のだし汁と玉ねぎ、きゅうりをミキサーにかけてなめらかにする。

③②を鍋に入れ、すりおろしたにんにくを加えて火にかける。沸いたら弱火にしてAを加えて味をととのえる。

④粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし、器に移して亜麻仁油をかける。

ライター/圓尾和紀
株式会社ふること代表。管理栄養士、フードコーディネーター。“伝統食の良いところを現代に取り入れる“をコンセプトに活動している。著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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