「どうしても、したい」衝動の波に呑まれそうになった時の対処法とは

 「どうしても、したい」衝動の波に呑まれそうになった時の対処法とは
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石上友梨
石上友梨
2020-07-26

衝動的に行動してしまい、後から後悔することはありませんか?例えば、怒りを感じてついつい大きな声を出してしまったり、不安を感じて苦手な場面を避けたり、不快な気分のままに甘いものを食べる、お酒を飲むなどと、誰しもが感情に刺激されて衝動的に行動してしまった経験があると思います。今回は衝動の波をうまく乗りこなす方法についてご紹介します。

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「〇〇したい!」という衝動の波は大きくなったり小さくなったり変動します。突然やってきたかのように思える衝動でも、よく観察すると変動していることに気づくでしょう。衝動の波は永遠に続くことはなく、必ず小さくなります。それなので、うまく乗りこなすことが大切です。「〇〇したい!」という衝動の波がやってきた時、私たちには「波に乗る」「波に乗らない」という2つの選択肢があります。よく考えずに波に乗ってしまい、後から後悔しないためのヒントを紹介したいと思います。

1.衝動に気づき受け入れる

まずは、衝動に気づくことが大切です。何事も気づかないことには、適切な対処ができないものです。自分の気持ちや〇〇したいという衝動に気づき、あるがまま受け入れます。「〇〇するのは良くない」「そんな気持ち無くさなきゃ」と否定したり判断したりせず、衝動や気持ちが自分の中に存在すること自体を受け入れます。どのような人でも何かしら衝動を感じることがあります。衝動があることはおかしなことではないのです。衝動は悪いものではなく、時にエネルギーにもなります。変化する、行動していくためのモチベーションにもつながります。衝動をどう生かすかは自分次第なのです。まずは、衝動の存在に気づき、あるがままに受け入れます。そして、体のどんな感覚として現われているのか観察をします。例えば、身体が震えたり、熱くなるかもしれません。ワナワナしたり、そわそわしたり、様々な身体感覚を伴うと思います。衝動の伴う身体感覚に注意を向けてみましょう。もちろん、身体感覚も否定したり判断せず、あるがまま気づき、認めていきます。

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