今すぐ始めよう!ヨガを通してできるサステナビリティの実践

 今すぐ始めよう!ヨガを通してできるサステナビリティの実践
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ヨガを実践する人の中にはサステナビリティに興味のある方や、実践中の方という方も多いかもしれません。持続可能性と言う意味を持つ「サステナビリティ」。地球にとっても、人にとっても、そして存在する全てのものにとって、これから先の未来が持続可能であるために大小関係なくまずはアクションを起こすことが重要です。今回は、ヨガを通してのサステナビリティの実践をご紹介します。

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朝は太陽礼拝から始めよう

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ヨガの実践は広義に渡りますが、あなたがどんなヨガを実践していても、ヨガをすること自体がサステナビリティの実践だと筆者は考えています。「ヨガをしている」という多くのヨギーが実践しているアーサナプラーナヤーマ。これらを実践することで、体と心の浄化へ繋がり、地球にとっても私たちにとっても「善い行い」を選択することが容易にできるようになります。また、私たちを生かしてくれている自然に対しての感謝を持つこと機会を与えてくれることも。

多くのヨギーが既に習慣化しているであろう「太陽礼拝」。太陽礼拝は全身の血流を良くして体の不純物を取り除いてくれる効果が期待できますが、本来の太陽礼拝の持っている意味は、サンスクリット語で「スーリヤ・ナマスカーラ」からも分かるように「スーリヤ(太陽)」に「ナマスカーラ(感謝する)」ということ。

太陽は私たちが生活する上、もっと言うと生きていく上で欠かすことのできないもの。そんな太陽に朝一番に感謝を伝えるつもりで、太陽礼拝を実践してみましょう。

プラーナヤーマから教わること

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Photo by Simon Rae on Unsplash

太陽礼拝より更に気軽にできるのが「プラーナヤーマ」。数分間目を閉じてゆっくり呼吸してましょう。空気もまた私たちが生きていくために不可欠。普段何気なくしている呼吸ですが、息を吸う吐くという行為に意識を向けるだけで自然に生かされている事実に改めて気づきを深められるかもしれません。

また「汚い空気を吸いたい」という方も中々いませんよね。新鮮な空気を思いっきり吸うことで気持ちもリフレッシュします。空気に寄り添って考えながら改めてプラーナヤーマをしてみると大気汚染を進めないためのアクションを起こすきっかけとなるかもしれません。

ヨガ哲学を深める

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Photo by Samuel Austin on Unsplash

ヨガの哲学にはサステナビリティを実践する上で大切な教えがたくさん学ぶことができます。

例えば「バガヴァットギーター」に説かれている”今の行いが後の自分に返ってくる"と言う「カルマヨガ」の教えなどは、サステナビリティを実践したい人だけでなく多くの人が覚えておきたい生き方の指針。

多くの人が見えない未来に不安を抱えているけれど、今自分が「善い」と思う行いを実践することでサステイナブルな世の中は確立するのではないでしょうか。

エシカル消費を意識する

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Photo by Dane Wetton on Unsplash

アーサナをする際に必要なアイテムと言えば、ヨガマットやヨガウェアなど。今使っているアイテムはどのような基準で選んでいますか?「デザイン」や「値段」などを考慮して手に取ったものかもしれません。もしこれから新調する予定の方はエシカル消費を意識するようにしましょう。

エシカルとは英語のethicalがそのまま日本語として使用されて「倫理的な」という意味を持ちます。つまりエシカル消費とは良識的に考えた上でモノを購入する選択をするということ。

具体的には、オーガニック製品や持続可能な森林認証された製品など「環境に配慮した製品」、フェアトレードなど「人や社会に配慮された製品」、伝統工芸など「地域に配慮された製品」などがエシカル消費に当たります。

特に値段で選ぶことが多かった方にとっては、「高い…」と言う買い物になるかもしれませんが、エシカル商品の多くは、持続可能性にも配慮されていることが大前提。長く愛用することができ最終的にはお財布にも優しいですよ。

ヨガグッズのお手入れもエコを意識

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Photo by The Honest Company on Unsplash

大切なヨガウェアのお手入れもエコなものにシフトしましょう。

健康、美容、そしてエコに配慮した無添加の洗濯洗剤が増えています。ヨガウェアを含めて、毎日の暮らしで選択は欠かせない習慣。体にも環境にも嬉しい洗剤で丁寧に洗濯することで、ものを大切に長く愛用することにも繋がります。

ゼロウェスト

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Photo by Autri Taheri on Unsplash

ゴミの消費を減らすこともヨガを通して実践できます。例えば最もシンプルな方法は「マイボトル」を持参すること。週に1回でもヨガレッスンに通っている人が毎回ペットボトル飲料を持参すると年間で約52本のゴミを排出することになります。それが1クラスに2人、3人と増えるだけで相当な数になりますよね。

その他にも、ヨガマットのお手入れで使い捨て除菌シートを使用している方は、リユースできる素材のものにシフトするだけで、ゴミ削減に繋がります。しかもお財布にも優しいですよ。

生きるために食べる

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Photo by Annie Spratt on Unsplash

「you are what you eat. (あなたはあなたの食べているものでできている)」と言うように、身体を作る資本とも言える食事。ヨガを実践している人の多くは食に関心のある方が多いのではないでしょうか。

食べるものを選ぶ時も、先述したエシカル消費の思考を実践しましょう。例えば地域に配慮し「地産地消」の食材を選ぶなど。地域を応援するだけでなく、輸送にかかるエネルギー消費削減にもつながります。その他にも、旬の食材を選ぶこともおすすめです。季節外れの食材を生産するためにたくさんのエネルギーが必要となります。旬の食材には、その時期に必要な栄養素もたくさん詰まっているたも地球にとっても私たちにとってもサステイナビリティの実践であることは間違いありません。

ライター/桑子麻衣子

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとインスタクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステイナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。

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