疲労に気づかないのは危険信号?隠れた疲労に気づくヨガ【疲労回復とヨガ#2】

 疲労に気づかないのは危険信号?隠れた疲労に気づくヨガ【疲労回復とヨガ#2】
Rummy & Rummy/Adobe Stock
井上敦子
井上敦子
2020-04-25

あなたは『疲れ』をきちんと認識していますか?本当は疲れが溜まっているのに、その疲れに気がつかずに頑張り過ぎてしまうことはありませんか?気がついたときにはぐったり、動くのもツライ...そんな方は、隠れ疲労を溜めてしまっているのかも。 疲れは、身体が教えてくれる有難いサインです。疲労と正しく向き合うために、ヨガの実践はとても有効的です。 今回の【疲労回復とヨガ】では、隠れている疲労にフォーカスしながら、ヨガと疲労について考えていきます。

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見えない疲労を溜めていませんか?

 日本は『疲労大国』と言われているそうです。頑張ることを美徳とされる文化的背景が、影響しているのかも知れません。

私のクラスで、よく見かける風景があります。ヨガクラスの終盤でシャバアーサナ(仰向けで休むポーズ)に入ったとたん、ストーンと寝落ちをしてしまう人がとても多いのです。これは、疲れが蓄積されてしまっている証拠。本来、人は睡眠に入る前に『まどろみ』の時間を体験するものなのですが、疲労が溜まっている場合は寝落ちしてしまう。きっとこういった人たちは、電車やバスの中でも同じように寝落ちしてしまっているのでは?と想像しています。シャバアーサナという束の間の休息で、疲労が少しでも取り除かれるなら良いな・・・という気持ちで見守っていますが、同時に心配な気持ちにもなります。

疲れが溜まっているのに、それを認識出来ない。そんな状態は誰にでも起こります。

走ったりヨガをしたりと、身体を使ったときに感じる疲れは分かりやすい。しかしながら、デスクワークや家事といった日常のルーティーンで溜まる疲れは認識しにくいのです。

また、目標に向かって頑張っているときなど、興奮状態が続いているときも疲れは感じにくいものです。大きな仕事に取り組んだり、旅行などで楽しくアクティブに過ごしているとき、疲れを感じないという経験は誰にでもあるのではないでしょうか?

興奮状態にあり高揚感に包まれていると、脳は体からの警告を無視して疲れを疲労感に変換しないのです。疲れがあるのに、疲れを感じられない状態。脳の疲労に関するデータが前頭葉という部分に届くことで、私たちは疲労を認識します。しかし、快感物質や興奮物質が分泌されていると、疲労の情報がかき消されてしまう。『疲れが溜まっている』と感じられずに走り続けてしまうと、心身を疲弊させてしまうだけでなく、大きな病気に繋がることがあるので要注意です。特に、ついつい頑張り過ぎる癖がある人は注意が必要です。

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