占い依存と恋愛中毒に共通するもの|人生のエッセンスと盲従の境界とは#やめられない理由

 占い依存と恋愛中毒に共通するもの|人生のエッセンスと盲従の境界とは#やめられない理由
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*事例には複数のケースを組み合わせており、特定の個人のものではありません。

事例1. 週に3回、占いに通うAさん

社会人になった後、職場にうまく馴染めずにいた時に、仕事帰りに駅ビルの中の占いコーナーがふと目に入って冷やかし半分で入ってみた。「辛抱していたら来年から運勢が良くなる」と言われて気持ちが晴れた。その後も何度か通ううちに、占い師に「あなたは大丈夫」と言われることで安心感を得られることが快感になり、週に2〜3回通っている。しばらく通えない日が続くと「自分はダメになってしまうのではないか」と不安になり落ち着かない。

Aさんは、就職とともに地元から都市に出てきたため周りにあまり友人がおらず、職場で気楽に話せる同僚もいないため、孤独な日常を占い師による励ましの言葉で埋めていたようです。一回5,000円ほどの鑑定料で、一ヶ月あたりに換算すると出費は少なくありませんでした。
「占い師に会えないと不安になる」という状態から抜け出すまでに時間がかかりましたが、最終的には「占い師がいるから大丈夫」という安心感が、逆説的に新しい友人を作ったり同僚と打ち解ける努力から自分を遠ざけていたと気づき、家族や地元の友人にコンタクトすることから始めました。これまで話したことのなかった同僚と話せるようになったり、終業後に前からやってみたかった趣味にチャレンジするなどしているうちに徐々に占いに行く回数が減っています。

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