「スマホが手放せない」「匂わせ投稿」の本当の原因とは#やめられない理由

 「スマホが手放せない」「匂わせ投稿」の本当の原因とは#やめられない理由
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SNS依存のケース

*事例には複数のケースを組み合わせており、特定の個人のものではありません。

事例1. 同僚とのグループチャットが気になるAさん

女性だけの職場で働いており、同僚との業務外でのコミュニケーションツールとしてグループチャットを使っている。関係がうまくいっていない同僚が終業後に「誰かさんのせいで今日も残業」と、暗に自分のことを指しているのではないかと思う投稿をしてから気になり始め、その同僚が「イライラする」といったネガティブなことを書くだけで不安が募る。いつ自分のことが書き込まれるかわからないので片時もスマホを離せず、寝不足になり、ご飯も喉を通らない。

プロセス依存と人間関係依存が重なっているケースで、明らかに生活に支障が出てしまっていました。カウンセリングを進める中で、Aさんはスマホに依存しているわけではなく、「みんなに好かれたい」「対立したくない」という欲求や対人関係での不安が自分の中にあることを認めることができ、相手の気持ちや行動はコントロールできないということを自覚することができました。健康状態を取り戻すために少しずつスマホを触る頻度を減らし、その置き換えとして、不安になったら好きな旅行雑誌を読むということにしました。並行してコミュニケーションスキルのトレーニングをして、自分のことだとわかる形で悪口を書かれた場合は「やめてほしい」とはっきり伝える準備をする、最終的にはグループチャットから抜ける選択肢も検討するなどを行い、今では健康度を高めています。

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