規則正しく生活するのは難しい?「心地よく暮らす」ための2つのヒント

 規則正しく生活するのは難しい?「心地よく暮らす」ための2つのヒント
Maiko Kuwako
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太る、冷え性など体質を作る

不規則な食生活や運動不足は、太りやすい、冷え性の体質を作ります。かつての私は、痩せていることが全てと思っていました。筋肉を付けることなんてNG。筋肉=重いから太る。それが間違いだと気づいたのはシンガポールに移住してから。適度な筋肉のついた女性たちが颯爽と歩くシンガポールでは、それがどれだけ健康的で幸せなことかということが分かるようになりました。若い頃から、ダイエットしたり筋肉をつくることを拒んでいた私は、太りやすい体質ではないにしろ、南国の地でも冷え性に悩み、決して健康的な体つきではありません。

東洋医学式の生活の整え方

規則的な生活をすることがどれだけ私たちのライフスタイルにとって大切かということは分かります。けれど前述してきた通り、仕事に家事に育児…マルチタスクな女性だからこそ、毎日同じルーティンを繰り返すことは難しい。「こうしなければ」という考えに縛られれば縛られるほど、ストレスもたまります。

東洋医学で考える養生(ようじょう)という言葉を聞いたことはありますか?

養生 (ようじょう)

健康に注意し、病気にかからず丈夫でいられるようにつとめること。健康を保つこと。摂生。 「 -して長生きして下さい」 「 -法」

引用:weblio辞書

東洋医学には、女性の身体(ホルモン)やライフスタイルの変化、また四季に応じた養生方法というのがあります。

女性の身体やライフスタイルの変化に合わせる方法

女性のリズムは一定ではなく常に女性は変化するものです。女性の変化で代表的なものが、月経。生理後の身体が軽い状態であれば運動も積極的にできるし、肌状態だって良い。適度な食生活を送れば、健康的で精神状態も良いものです。それが、生理が近づいてくると、PMSに悩まされたり、生理前に暴飲暴食してしまう女性もいます。肌質も変わったり、食欲は安定しない、身体的にも精神的にも落ち着かない。生理中には、痛みで動けなかったり1日眠たいという女性もいます。

生理以外にも挙げられるのが、女性のライフステージの変化。成人、就職、結婚、妊娠、出産、子育て、更年期に近づけば女性ホルモンが激減し自律神経を崩しやすくなると言うし、まさに女性のライフスタイルは常に変化するもの。確かに、それらを知らんぷりして毎日同じルーティンで生活するのは無理があるような気がします。

四季に合わせる方法

もう一つ挙げられるのが、私たちの身の回りの変化で身体に大きく影響するのが季節の変化・四季です。1年中常夏の国に住んで8年になる私でも、四季の変化は感じます。むしろ日本にいた時よりも、季節を楽しむようになったかもしれません。

季節の変化は、ただ寒い・暑いだけではなく、日の長さ、季節の食べ物など様々な変化があります。

・四季によって睡眠時間を変えてみる

例えば、今の寒い冬の時期は一年の仲でも一番身体が弱まっている時期。数千年前に書かれた漢方の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)」には、冬は「早寝遅起き」が基本とされています。健康的な規則正しい生活と言えば、早寝早起きのイメージ。けれど、東洋医学の観点から見てみるとそれは違ってくるようです。

日の長さというのは、四季によって変化します。そして、四季の変化に合わせて必要な睡眠時間も変わるということなのです。これに合わせて私たちの体内ホルモンのバランスも変わってくるとのこと。

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