ヨガライフの中でヒラリア・ボールドウィンが見つけたものとは

SARAH KEHOE

ヨガライフの中でヒラリア・ボールドウィンが見つけたものとは

ヨガとは自分自身を日々観察すること

―インスタグラムのハッシュタグ 「#yogapostureoftheday(今日のヨガポーズ)」のあなたの写真について、ニューヨーク・タイムズ紙は、「見ていて楽しく、アスレチック、そして、悪気なくセクシー」と表現していましたが、これについてはどう思いますか?
HB 私が悪気なくセクシー、ですか? うーん、分かりません。ヨガポーズの写真をどういう目で見るかによるんじゃないでしょうか? 自分としてはヨガポーズをセクシャルなものだと思ったことはありません。例えば、私がレギンスをはいて脚を頭の後ろに回しているポーズの写真があるんですが、これは赤いタイツをはいた脚の長いランウェイモデルが似たようなポーズをしているのを見て参考にしました。私はその写真を初めて見たとき、すごくカッコイイと思ったんですけど、その雰囲気をセクシーだと思う人もいるかもしれませんね。

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(Photo by SARAH KEHOE)

―ニューヨーク・ポスト紙が書いた「ヨガポーズ自分撮り」のブームを批判する記事を、あなたも読んだと思います。ヨガポーズ自分撮りのようなソーシャルメディアキャンペーンは、本来のヨガスピリットに反すると主張する人々に対しては、どう返答していますか?
HB ヨガコミュニティーの中では、しばしば批判的な人々がいますよね。でも、そういう人たちが「他者を受け入れる」という最も基礎的なヨガの教えに早く気付いてくれることを願っています。「ヨガポーズ自分撮り」で、誰かを傷つけているわけではありませんから。それに付け加えて、私の写真は自分で撮っているわけではないので、「ヨガポーズ自分撮り」ではありません。

―いろんな流派、スタイルのヨガがありますが、あなたはヨガをどのように定義しますか?
HB 「ヨガとは、何かから距離をおくこと、執着をなくすこと」だと言う人もいますが、私にとっては反対で、ヨガとは自分自身との距離を縮めて、自分に貼り付いて日々観察することだと思っています。例えば、もし自分自身の状態に鈍感で、すごくストレスが溜まっていて、体も疲れていたら、他の人たちに対して批判的になり、すぐに言い争いに発展してしまい、その人たちを傷つけやすくなると思います。でもリラックスしているときは、もっと深く的確に考えることができますよね。だから私は、毎日ヨガをすることでリラックスし、自分を癒すことで、他者に対してもより良い態度で接することができるようになります。

―インスタグラムの「今日のヨガポーズ」以外に、自分のヨガの練習や瞑想を定期的に行う時間は設けていますか?
HB 正直に話すと、子供が生まれる前まではそれが簡単でした。でも今は、娘のカルメンに付きっきりで、自分の時間は本当に少ししかありません。そんな中でも、毎日1時間はヨガを練習するようにしています。そして、眠る前には毎日、今日はどのように人に接したか、明日はどのようにそれをさらに向上できるか、思い出せる限り振り返ります。

ヨガらしくない生活を送っている自分に気づいた

―有名人になったことで、あなたのヨガ指導や練習に変化はありましたか?
HB はい。以前ほどたくさんのクラスを指導しなくなりました。アレックと付き合い始めたばかりの頃、彼がこう言ったんです。「ちょっと待って。単刀直入に言うよ。朝5時から夜10時までヨガを教えて、その間に泳いだり、ヨガクラスを受けたりを365日ずっとしているんだよね? それって、君がリラックスすることを教えるはずのヨガティーチャーなのに、君自身が一番ヨガらしくない生活をしているんじゃないかい?」そして、数カ月付き合った後、「週に1日は休んだら?」と言ってくれたので、週に1日休むようになりました。次第にそれが増えて、週に2日、さらに週末は全て休むようになり、自分が以前より幸せを感じるようになったことに気付きました。

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(Photo by SARAH KEHOE)

―ご主人のアレックさんは、あなたが次のジェーン・フォンダ(米国の女優。エアロビクスのビデオシリーズを発表し、ベストセラーになった)になるかもしれないと、おっしゃっていましたよ。
HB 彼がそんなことを言っていたんですか? 私がジェーン・フォンダの大ファンであることを彼は知っていますから。私は子供の頃、ジェーン・フォンダのワークアウトビデオを見て真似していたんです。「エクストラ」というテレビ番組で、彼女にインタビューする機会があったのですが、そのときに「あなたのおかげで、私はヨガインストラクターになったんです!」と彼女に伝えました。

―ということは、あなたもいつかフィットネス番組を持つかもしれないということですか?
HB かもしれない、ですね。もし、より多くの人々にヨガやフィットネスを広めていくことができるのであれば、ぜひやってみたいです。もともと私はテレビを観ませんし、テレビに出たいと思ったこともありませんでしたけど。でも、「エクストラ」の番組内で、インタビューをしたり、新しい人たちに会ったりするのは大好きですし、スタッフのみなさんもすごく優しい人たちなんですよ。機会が与えられる限り、いつでも挑戦したいとは思っています。そして今は、第2弾DVDための仕事を楽しみにしています。

Translated by Joy Yu Natsume
yoga Journal 日本版Vol.38掲載

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