5分から始める「本当の自分」に出会うための方法

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5分から始める「本当の自分」に出会うための方法

NORA ISAACS
NORA ISAACS
2018-01-16

会社で、学校で。私たちは、社会の中で生きている。そこでは、本当の自分ではなく、求められる自分を演じることが普通になり、自分の感情にすら鈍感になってしまうことも多い。わずか5分間から始められる「私は誰?」を問いかける瞑想プラクティスで、「私」の先にある本当の自分を知ろう。

1.楽な姿勢で座ろう

楽な座位で座ったら、目を閉じ、手は膝の上に休ませよう。背筋が伸びるのを感じて、頭が天井から糸で吊るされているようなイメージで、あごを軽く後ろへ引く。肩まわり、顔、太腿、下腹部、腕、手の内側を感じて、こわばりがあれば意識して力を抜くように。深呼吸を5ラウンド、繰り返す。

2.呼吸に意識を向けよう

呼吸が上昇したり下降するのを感じとろう。呼吸は自然に、穏やかに保ち、いまこの瞬間にあることを感じよう。吸う息は鼻腔で冷んやりと、吐く息は生温かく感じられるだろう。体のどこで呼吸を感じているだろか。胸や肩まわりにも呼吸が届いているだろうか。横隔膜や下腹部はどうだろうか。

3.マインドに静寂を

呼吸の流れを意識しながら、次の呼吸で「私がある」という思考とともに息を吸いこむ。言霊と呼吸があいまって体の内側へと流れるのを感じよう。息を吐きながら、言葉が残していったスペースの余韻を味わう。それ以外の思考をつけ加えることなく「私がある」という純粋なマントラを繰り返す。できればこのまま数分間続け、リラックスが深まるのを感じよう。

4.問いかけよう

マインドに静けさが訪れたら、問いかけを始めよう。「もし言葉がなかったとしたら、私は何者だろう? 思考が存在しなかったら? 記憶や感情がなかったら?」と。気づきの意識が開かれるのに注意を向け、言葉や感情が浮かんできたらそのままにする。それらを『思考』、『悲しみ』『混乱』などと確認したら、もう一度質問に戻る。答えを見つけることが目的ではない。答えの先にある素の自分を感じよう。

5.「気づき」とともに休息を

純粋な存在があるという感覚が、この瞑想プラクティスのなかで自然と明らかになっていくだろう。問いかけを繰り返し、問いかけた直後、言葉にならない気づきが訪れるわずかな瞬間に、そっと寄り添ってみよう。気づきの入り口は、ほんの数秒しか開かないかもしれない。思考にとらわれるようなら、もう一度、初めからやり直す。まず呼吸に戻り、「私がある」のマントラを唱え、再び問いかけ、浮かんでくるものに意識を向けるのだ。このプラクティスは5分間だけ行っても、30分間続けてもよい。終わったらゆっくりと目を開いて日常へと戻って行こう。

Translated by Kanako Izawa
yoga Journal日本版Vol.35掲載

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