すぐイライラしてしまう人へ。怒りの感情に支配されない自分をつくる習慣

 すぐイライラしてしまう人へ。怒りの感情に支配されない自分をつくる習慣
Getty Images
君嶋瑠里
君嶋瑠里
2019-10-24
広告

怒ると良くない3つの理由

怒るという行動は、もともと敵から身を守るために備わった人間の本能とも言われており、それ自体悪いというわけではありません。しかし、そのせいでやっかいな問題を引き起こすため、怒って良いことはありません。その理由は以下の3つです。

思考が正常に働かなくなる

「頭に血がのぼる」という言葉どおり、血液量が脳に集まり過ぎると脳のパフォーマンスが低下します。そのため正常な判断ができずに仕事の能率が下がってしまうばかりでなく、新たな発想も生まれにくくなります。

人間関係が悪化する

相手に怒りをぶつけてしまうと、あなたの期待どおりに事が運ぶどころか相手からの信頼を失い、もっと良くない方へ進む可能性も…。下手したら相手はあなたのもとから去ってしまうかもしれません。たとえそれが相手のためと思ってしたことだとしても、受け止め方は人それぞれです。たった一度の怒りが、その後の関係に大きなリスクにもなりかねず、怒り方にはくれぐれも注意が必要です。

体に病をきたす原因にもなる

怒りは交感神経が活発になりアドレナリンが出ている状態です。つまり、体が攻撃態勢で緊張状態。血圧も上昇するだけでなく、脳血管障害、心臓発作など、さまざまな病の原因にもつながりやすくなると言われています。精神面だけでなく、体への影響も考えて。

怒りの本質には、別の感情がある

前にも触れたように、つい怒ってしまうという癖がある人は、あなた自身の心に何らかのストレスを抱えている状態でもあります。例えば、問題に対し思うようにいかない、対応できないなどと脳が感じると、その混乱が怒りに変わったり、また過去の傷ついた経験から、その時に受けたダメージがよみがえり、無意識に脳が拒絶や防御をしようと怒りに変わったりします。怒りの本質には、潜在的に自分が持つ悲しみ、不安、混乱などが背景にあるのです。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告



RELATED関連記事