遊ぶようにヨガしよう!親子ヨガにおすすめのポーズ8つ

Photo by JULIA VANDENOEVER

遊ぶようにヨガしよう!親子ヨガにおすすめのポーズ8つ

JESSIE LUCIER
JESSIE LUCIER
2018-01-21

子育てに忙しくてヨガする時間がない、なんて悩むのはナンセンス! 子供と一緒に、体で遊ぶようにヨガしてみよう。アメリカで活躍するキッズヨガプログラムの創始者に、子供と一緒にできるヨガプラクティスを教えてもらった。

かつてはみんな、この世界を親しみやすく、気楽で、魅力的な場所として見ていた。そして、大人になるプロセスのどこかで、おそらく学校で、優秀でなければならない、そのためには完璧でなければいけないというプレッシャーを感じたり、傷ついた心に痛みを感じたりした。それによって、好奇心や楽しみは、まじめであること、自分への疑い、恐れにとってかわった。私たちは、それでもまだ、楽しみに満ちた遊び心につながることができる(たとえば親友の結婚式でのダンスのときなど)。でも、私たちの多くにとって、遊び心にあふれる時間は、どんどん速く過ぎ去るようになってきていて、学校や社会で成功するためのまじめさは、生活のあらゆる場所へと侵食してきている。ヨガマットの上でさえも。論理的にアーサナにアプローチすることに意味がない、と言っているわけではない。特に、痛みや怪我を経験しているのであればなおさらだ。しかし、完璧なアラインメント、コアを鍛えること、バランスをとることに常に注意を払ったり、大変な1日から逃れるために呼吸をしたりすることは、マインドと魂の柔軟性を育てることとはかけ離れている。
パタンジャリは『ヨーガスートラ』で、アーサナとは「スティラ(sthira)」と「スッカ(sukha)」である、と説明している。スティラとはサンスクリット語で、効率、強さ、安定、堅固という意味だ。どれも、大人になれば体現しているものでもある。一方スッカは喜び、幸せ、軽さだ。どれも、子どもの質とも言える。ほとんどの大人は、このスッカの質をなくしている。マットの上でも、マットから離れた日常でも、私たちは失敗することをもはや望まず、子どものころにしていたように、その失敗を笑いとばすようなことも望んでいない。その結果、ストレスやアンバランスに悩まされているのだ。

大人になった私たちに、子供の感覚を呼び戻す

しかし、スッカの喜びと軽さを再び思い出し、最終的にアーサナを上達に向かわせるためにヨガマットを使うことだってできる。スッカを修練することでインナーチャイルドにつながり、プラクティスの中で創造性や自由をより見いだすことができる。ここで紹介するプラクティスでわかるように、子どもはその道を照らし、導く先生だ。 
「ヨガは人生に遊び心をもたらすものになるし、子どもたちは、その例を見せてくれます」と言うのはデンバーのキッズヨガプログラム、Young Warriorsの創始者クリステン・ベッケン。「子どもたちは、本質的に自分が誰なのかを思い出させてくれ、ありのままでいさせてくれます。ただそこにいて、遊ぶだけで」。ベッケンは2006年からヨガの指導をスタート、2008年からは特にキッズヨガの指導に力を入れている。曰く、遊び心のあるプラクティスは、プラクティスの裏にある恐れをなくしてくれる。
「楽しんでいるとき、私たちは喜んでリスクを負います。たとえば、ハンドスタンドで上に蹴り上げること、パールシュヴァバカーサナ横向きの鶴のポーズ)のような、ポーズのバリエーションでの動きなど、とても自分にできると思えないもの、真剣に取り組まなければいけないと思っているようなものです」。
自然な子どもの感覚と再びつながることは、スッカの恩恵に気づくのに必要だ。と言うのは1998年に始まった国際的なキッズヨガプログラムNext Generation Yoga (www.nextgenerationyoga.com)の創始者で、サンフランシスコを拠点に活動するジョディ・コミッター。
「子どもたちは、遊び心にあふれていて、のびのびとしていて、無垢で、創造的です。どれも大人が抑制してしまいがちな質ですね」とコミッターは言う。「私たちは、話すときに心を閉ざすことや、笑うときには手で口をおおうこと、かつては持っていたインナーチャイルドとのつながりを断ち切ることを学んできました」。子どものようなプラクティスをマットの上でするために、コミッターは大人と子どもが共にポーズの本質を体現することを勧めている。これは、大人が体と心をゆるめ、精神的な若さを感じる助けになる。たとえば、ブジャンガーサナコブラのポーズ)では、舌を出して音を立てて蛇のように這う。アドームカシュヴァーナーサナ下向きの犬のポーズ)では、しっぽを持ち上げたり振ったりし、四つん這いで吠え、周囲の人を追い払ったりもする。キャット&カウでは、ニャー、あるいはモーと鳴いたりする。「創造的になり、本当に生き生きするためにポーズを利用するのです」とコミッター。

遊びの中で、人生の深みに触れられる

人がたくさんいるクラスで、ニャーニャー鳴いたり吠えたりするのは想像できないかもしれない。もしかしたら、自分の家のリビングであったとしても、そんなことをするなんて想像できないかもしれない。でも、プラクティスに遊びと軽さをプラスする巧みな方法がある。まず、クラスの始めに、体をよりリラックスさせることに集中する。飛行機のポーズでは、たとえば、腕を広げ、山の上を飛び、一番高い山の頂上に着陸するのを想像する。ナタラジャーサナ(ダンサーのポーズ)でバランスがとれない自分を叱りつける代わりに、バランスを崩しながらも手や足が気持ちよく動くことに気づこう。
 「自分があまりに真面目になっていることに気づくと、時に、ただ微笑みが生まれます。あるいは、ポーズから崩れ落ちるときに、それをジャッジするのではなく笑ったりもするでしょう。これは自分でつくった自分の枠を外していくのを後押ししてくれます」とベッケン。
マットの上で遊ぶのを自分に許すと、まったく新しいヨガのプラクティス、人生に対する新しい見方が生まれる。努力を制限してしまう、外側から入ってくるものへの執着が消える。代わりに、今この瞬間を楽しむようになる。と言うのはカリ・ラブ。カリフォルニア州カールズバッドのChopra Center認定のヨガ、瞑想、アーユルヴェーダ講師だ。「私たちは、予想できないことに対して、子どもが好奇心と冒険心を持ってどんなふうに反応したかといったことから、多くのことを学ぶことができます」とラブ。「失敗するかもしれないと恐れるのではなく、あるがままの子どもたちのプラクティスを取り入れればいいのです。すると、いろいろなことが、より可能になっていきます。私たちは、マットの上でもマットから離れた後でも、もっと魔法やインスピレーション、幸せ、愛、喜び、そして笑いを生み出すことができるのです」。
 

Photos by Julia Vandenoever
Model by Noah Ciel-Tilton
Styling by Tina Gill
Hair&make-up by Beth Walker
Teaching by Christen Bakken
Translated by Mami Larch
yoga Journal日本版掲載

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