臨床心理士が解説!自分を思いやる力「セルフコンパッション」とは?

 臨床心理士が解説!自分を思いやる力「セルフコンパッション」とは?
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石上友梨
石上友梨
2019-07-22
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自分に厳しくした方が成果が出るのでは?

自分に厳しくして、奮い立たせた方が成果が出ると思われていました。弱点を克服するためには、自分の弱点に目を向け受け入れた上で、冷静に対処法を検討することが必要です。しかし、自分に厳しくしてしまうと、弱点を見ないようにしたり、失敗しないために挑戦しなくなる傾向があります。弱点に対して良し悪しを判断せず、事実として受け入れるためにセルフコンパッションの力が必要です。努力や、頑張りが必要な時もありますが、セルフコンパッションの上に成り立つものです。

セルフコンパッションが高い人の5つの特徴

セルフコンパッションが高い人には以下の特徴があると言われています。

・自分の失敗や誤りに対して批評せず、寛容であること
・人は誰でも失敗することを受け入れる
・失敗したり目標を達成できなかったときに、マイナスの感情に支配されない
・自己改善のモチベーションが高い
・自分に偽りがない(オーセンティシティ)を示す

オーセンシティとは、本当の自分を押さえ込んで生きたり、自分をよく見せよう、悪く見せようと偽らないことです。あるがままの自分で生きることです。

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