布ナプキンは体にいいことだらけ!夏こそ始めたい"布ナプ"のいろは

 布ナプキンは体にいいことだらけ!夏こそ始めたい"布ナプ"のいろは
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伊藤香奈
伊藤香奈
2019-07-08

夏の生理は、デリケートゾーンがむれたりかゆくなったり。汗で下着もナプキンもじっとりするし、サニタリーポットを開けた時の独特の臭いも気になるし、悩みがつきません。そんな夏にこそ、布ナプキンデビューしてみませんか?

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布ナプキンとは?

布ナプキンとはその名の通り、布でできた生理用のナプキンのこと。お馴染みのナプキンだと、肌に触れる部分はポリエステル素材であったり、経血を吸収する吸収材は高分子ポリマーなどの化学物質でできていますが、布ナプキンの場合はすべて布でできています。健康を気にする人が使うもの、というイメージかもしれませんが、私たちのおばあちゃん世代は布のナプキンしかなく、現代のような便利なナプキンはここ数十年に進化したもの。布ナプキンは特別なものではないのです。

布ナプキンのいいところ!

布ナプキンを使っている人の口コミはネットでもたくさんあふれていますが、特に多く聞かれるのが「(下着にプラスすることで)冷えにくくなった」「肌触りがよく快適」などの嬉しい声。布ナプキンは、コットンや麻などの天然素材からできているものが多いので、肌に優しいことは間違いなし。また、特に夏は気になる生理中の臭いも、実は化学物質の吸収材から発せられるもので、布ナプキンの方が臭わないこともあるのだそう。メリットはたくさんあります。

布ナプキンの心配あれこれ

布ナプキンを使ってみたいけど面倒じゃない? 大変なんじゃない?という心配もありますよね。布ナプキン初心者の3大心配事の1つめは、洗濯の面倒さ。2つめはモレ。そして3つめは持ち歩きではないでしょうか。

Q1.洗濯って面倒?

A.今まで使い捨てのナプキンを使っていた人は、くるくるっと丸めてゴミ箱にポイっとしていたわけですから、手間がないとはいえません。しかし専用の洗剤で1〜3時間つけおきすることでほとんど経血はとれます。つけおき洗いの後、洗濯機でいつも通り洗濯すればOK。ゴシゴシと手洗いする必要もありません。また、洗濯により自分の経血の色や状態とも向き合う時間も増えて、ご自身の体調チェックができるというメリットもあります。(布ナプキンの種類によってお手入れが違うので、購入の際に確認しましょう!)

Q2.モレない?

A.布だと経血がしみて服についてしまわないの? と心配になりますよね。布ナプキンは、その日の経血量に応じて吸収する布を多くしたり(厚めにしたり)、逆に生理の後半で軽くなってきたら薄くするなどの調整がきくものや、厚みの違うナプキンを数種類使い分けることもできます。また、どうしても心配という場合は、通常のナプキンの上に当て布をするようなかたちで、体に触れる部分だけ布にするタイプもあります。慣れてくれば心配も減るでしょう。また、布ナプキンに変えたことで生理期間が短くなった、経血が少なくなったなどの声も多く、個人差はありますが生理が軽くなることで布ナプキンでも安心!となる可能性もあります。

Q3.持ち運びはどうするの?

A.布ナプキンを愛用している方は、専用の防水ポーチや、食品用の真空袋などを利用している方が多いようです。また、布ナプキンはスナップがついているものが多く、くるっとまとめてスナップでカチっと止めて、小さく折りたたんでの持ち運びが可能なので、意外とかさばりません。

経血もコントロールしてみよう!

布ナプキンを試してみることと合わせてトライしたいのが、経血のコントロール。経血をコントロールするとは、簡単にいうと「経血をトイレで出すようにすること」。骨盤底筋を意識して、日常の中ではきゅっと膣を閉めておき、トイレで経血を排泄します。最初は、「???」な感覚かもしれませんが、これができるようになると骨盤底筋の筋力がアップし、将来的な心配でもある尿漏れにも効果的です。

骨盤底筋の意識をアップできるヨガポーズ

セツバンダーサナ

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詳しいやり方はこちら

マルジャリャーサナ

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ウトゥカターサナ

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まずは週末から始めてみよう!

モレや持ち運びの不安、また経血のコントロールに慣れるためにも、最初は週末自宅で過ごす時間や、近所への買い物から始めてみましょう。2~3サイクルを過ぎてくると、慣れて気持ち的にも楽になり、経血の変化や体調の変化を感じてくるでしょう。

ライター/伊藤香奈
ヨガインストラクター、ヨガライター、会社員。ハワイで全米ヨガアライアンス200時間を取得後、ヨガマット卸業者にて新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成・輩出する。2017年に、ヨガインストラクターのビジネスサポートを行うコンサルタントとヨガライターの活動をスタート。現在はヨガライターの養成にも力を入れている。

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