糖質制限はダイエットに必須?本当に痩せられるの?【特別対談】

 糖質制限はダイエットに必須?本当に痩せられるの?【特別対談】
Shoko Matsuhashi
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お米派?パン派? 何を、どのタイミングで食べるかが重要

菅井:糖質はお米やパンに含まれていますが、先生はお米派、それともパン派ですか。

根本:私はお米派。お米は水分が豊富、パンには水分がないためバターや肉類など油分を含むパートナーが欲しくなり、それが太る原因に。お米は味わいが淡白な分、おかずも自然と塩分控えめになるのもいいですね。塩分を摂り過ぎると、体は塩分濃度を一定に保とうして水分を溜め込みむくみます。和食はいろいろな意味で優秀だと思いますよ

菅井:私もパンよりお米をよく食べます。以前のように糖質が悪者とは思わず、糖質の種類や食べ方に気を付けながら取り入れていますよ。先生が勧める糖質の摂り方はありますか。

根本:サーカディアンリズムと呼ばれる体内時計のサイクルに沿った食べ方を意識して。午前4時から正午は排出の時間なので、朝食をしっかり食べて、特に食物繊維が豊富な納豆や野菜が入ったお味噌汁はデトックスを促します。活動時間にあたる正午から午後8時はタンパク質を十分に摂り、夜中は糖質を控えめに。できれば締めのラーメンは我慢しましょう。

菅井:夜食に糖質がNGな理由は何ですか。

根本:早朝になるとコルチゾールというホルモンが、脂肪や糖をエネルギーに変えて体温を上げていきます。その際、夜中に摂り込んだ糖質があると、体内で蓄積されていた分が消費されず痩せにくい体に。

菅井:就寝中、基礎代謝で約60%のエネルギーが使われると聞きました。体の周期に合った食事をすればより効率的に無理なく体の変化を実感できそうですね。

菅井悦子・根本美穂
Photo by Shoko Matsuhashi

(左)菅井悦子さん
モデル、ヨガインストラクター。高校在学中にノンノフレンドとしてモデルデビュー。ノンノ専属モデルを経て、ファッション、美容、カルチャーなどの様々な雑誌で活躍。2009年に全米ヨガアライアンスを取得し、リストラティブヨガマタニティヨガなどの講師を担当。2015年より独自メソッドである肉体造形ヨガ「UBY」を展開し、ボディメイクや食事指導を精力的に行う。2019年、日本食文化栄養協会を設立し理事長に就任。

(右)根本美穂さん
Ripple代表。日本食育協会、評議員、認定講師、上級食育指導士。食育、スポーツ栄養学に精通し、現在プロスポーツ選手として活躍するアスリートにも幼少期から食事指導を行っている。母と子を対象にした料理教室の開催も多数行い、2018年には日本食育協会神奈川支部の理事を務め上げ、2019年より日本食文化栄養協会の理事に就任。

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hair&make-up by Yusuke Kato(LINX)
text by Ai Kitabayashi



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