ヨガと結婚は一緒?モチベーションを保ちマンネリ化しない7つの方法

DAVID MARTINEZ

ヨガと結婚は一緒?モチベーションを保ちマンネリ化しない7つの方法

始めたばかりの頃は楽しかったものも、長く続けるうちにモチベーションが保てなくなることはよくあることだ。それはヨガにおいても同じこと。アメリカで活躍する7人のヨギに、ヨガ、とりわけ飽きてしまいがちなプラクティスへの意欲を掻き立てるアイデアを取材した。

モチベーションを保つために大事なこととは

ヨガと「恋に落ちた」とき、その世界に深く入り込んでいくのを感じたのではないだろうか。新しいプラクティスはみずみずしく、豊潤でキラキラ輝いていた。これはとてもいいことである。ただし、その情熱の炎が燃え尽きないように注意深くある限りは。「ヨガのプラクティスは、結婚生活などの長期的な関係性のようなものです」と言うのはミビー・ジャクソン。テネシー州ノックスビルでヴィンヤサヨガのプラクティスを日常的に行って長いヨギだ。「生活が忙しくなると、これまでのようにはヨガに心を向けなくなり、マンネリ化してくる。いつでもヨガに打ち込めるよう新鮮なエネルギーやちょっとした工夫が必要になる」。

ジャクソンはモチベーションを上げるために様々な方法を積極的に探している。ある夜、グロウイング・ボディ・スタジオでのマーティン・カークによるアヌサラヨガのワークショップであることを発見した。「自分のプラクティスに心から好きだと思えるところを探しましょう。そしてそれを深める探求をしましょう」とカークは彼女に言った。「その好きだという気持ちからプラクティスをすることで、その練習が自分の人生にインスピレーションを与えてくれるはずです」。

熱意を持ち、モチベーションを高く保つこの素晴らしいアドバイスは、ヨガの恩恵を完全な形で受けるためにも必要なことだ。ここではヨガに情熱を持ち続けるのに役立つアイデアを紹介する。実際に試してもいいし、あなた自身がもっといいアイデアを思いつくきっかけにしてもいい。

1.練習の目的を見つけよう

ヨガ モチベーション 
(Photo by BIGSTOCK)

「ヨガのプラクティスがつまらなくなったり、高みに達したように感じるときがあるものだ。これは、ハンドスタンドのような達成不可能に思えるようなポーズを完成させることに熱意を燃やすことで起こりうる」とブルックリンにあるグリーンハウス・ホリスティックのティーチャーであるアディ・カーター。「体がなしえることへの感謝を感じることや、自分の呼吸のシンプルな美しさを味わうことに専念することは、飽きずに練習を続ける助けになる」。カーターは、感謝とともに練習を始めるよう自分の生徒たちにアドバイスしている。「マットの上に乗るたびに、自分自身に問いかけましょう。私は人生で何を見たいのだろう?」。カーターは言う。「これはとても難しい問いですが、問うに値するものです。この答えを見つけることができたなら、ヨガのプラクティスへのエネルギーを、これを実現するために使うことに集中できるのです」。

たとえば、心と体の柔軟性を見たいとしよう。そうしたら、すべての関係性のなかに平安をつくるためのプラクティスに専念したくなるだろう。「どんな目的もヨガのプラクティスによって高められる。だから、いい目的を見いだそう」とカーターはアドバイスする。

ジョディ・ヴィセンタ・ヤコブソンは、カーターのクラス中、多くの時間を世界中の子供たちに愛を送ることに使っている。「立ち止まり、静かになって呼吸をすると、ヨガは自分よりもはるかに大きいものだと思い出します」と彼女は言う。「ヨガは、私の集中を外側に向けると同時に、内側にも向けさせてくれます。すべての瞬間が感動的です」。

2.仲間をつくろう

伝統的なアシュタンガヨガのプラクティスは、生徒たちが練習するために集うマイソールルームで行われる(ただし、全員が同じポーズを練習する必要はない)。しかし、ヨガティーチャーであるアン・オースティンが住むカリフォルニア州セバストポルにはマイソールルームはない。そこで彼女は、友人のラッキー・ジャミソンとともにマイソールルームをつくった。「私たちは、自分たちがいるところをどこでもマイソールルームにします。今は私の小屋の中です」とオースティンは言う。「私たちは週に4回、朝6時に集まってプラクティスをします。その後、家に戻り、子供たちを学校に送り出したり、家事をしたりしますが、ものすごくエネルギーで満たされた感じがします」。

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(Photo by BIGSTOCK)

ともに練習をするということは、2人のヨギがお互いのインスピレーションやフィードバック、アジャスト、場や心の強さを供給し合うということだ。「私たちはお互い正直でいるようにしています」とオースティンは言う。「自由に思いのままにできるとき、したいこと、好きなことをただすることができます。私たちは厳格ではないですが、二人ともプラクティスがとても好きなのです。私たちは、お互いにそれを思い出す手助けをし合っています」。
「熱意をシェアできる友人と日常から離れた練習の場さえあればいいと思います」とオースティンは付け加える。「自分のスケジュールを立てて、自分のプラクティスをする。でも、ひとりではない。とても貴重なことだと思います」。

3.解剖学を知ろう

ダウンドッグをしているとき、もしかしたらすべてのポイントに注意を払っているかもしれない。手のひらで床を押し、脚を内旋し、肘のアラインメントを確認……。でも、それで本当にそのポーズに入れるだろうか?

「長くヨガを実践している多くの人が、腕や脚がどうあるべきかにとらわれて、ポーズを感じることを忘れています」と言うのはスージー・ヘイトリー。全米と地元カナダで解剖学とポーズのワークショップを開くキネジオロジストだ。「腕の骨はその関節部分でどう動くか、また、骨盤がどう働くかについて理解をしてほしいと思います。体が実際にどんなふうに働くのかを理解すると、その他のアラインメントはうまくおさまるのです」。

ヘイトリーはコミュニティカレッジやマッサージスクールで開催される入門解剖学コースのファンだ。「どんな基礎的な解剖学のコースでも、基本的なこと、たとえば、この筋肉がこの骨についていて、この関節はこの方向に動く、などを教えてくれます。これは、体がどう動くかを理解する鍵になります。そして、ヨガのプラクティスがどんなふうに働くか、内側を深く見つめられるようになるのです」。

基本的な解剖学の知識を身につけると、ヨガティーチャーたちが腕を内旋させる、と言うときに、本当はどんなことを言いたいのかを理解することができる。プラクティスをすることでも、それぞれの筋肉の動きがどんな動きを生み出すのか、原因と結果を知ることができる。「体のことを知り、どのように、そしてなぜそんなふうに動くのかを理解することができる。そうするとポーズの外側から内側に入るのではなく内側から外側へと意識を向けていけるのです」とヘイトリーは話してくれた。

4.スタイルを変えてみる

「もし退屈に感じているのなら、簡単に解消できるひとつの方法としては、違うヨガのスタイルを試してみるのがいいかもしれません」と言うのはコロラド州のデンバーとボルダーで教えるヨガポッドのインストラクター、シャノン・ペイジュ。「受けられるヨガのスタイルをリストアップして、システマティックに受けていきましょう」とアドバイスする。数週間に1度、新しいスタイルを試してみる。そして好きなところと嫌いなところをメモしていく。
「普段アラインメントを重視したプラクティスをしているのなら、流れるようなプラクティスを学ぶのが気に入るかもしれません。ヴィンヤサヨガをしているのなら、アイアンガーのクラスで静かに立っているときに本当のパワーを見いだすこともあるでしょう。そして、リストラティブヨガを受けた人はたいてい、寝たままでヨガをし、しかもそれが機能していることに驚きます」とペイジュは言う。「異なるスタイルのクラスを受けると、これまでとは別の方法で体を使うことを要求され、すぐに新鮮な視点を得ることができます。そして、自分についての新しい情報を非常に多く知るいい機会になります」。

自分にとっていい経験であるためには、いいことばかりでなくていい。「自分が嫌いなものは、好きなものと同じくらい重要です」とペイジュ。「たとえばホットヨガのクラスを受けて気に入らなかったとします。そうすることで、自分にはもっと鎮静が必要なのだと知ることができます。智慧は、いい経験からも悪い経験からもやってくるのです」。

5.見て学ぶ

キンバリー・グリーフはクラスに出たいと思っても、なかなか一筋縄ではいかない。彼女は忙しい母親であり、アーティストであり、アラスカ州アンカレッジにあるエボルブ・ヨガの創立者だ。彼女は技術的に精通し、半分孤立した時間のないどんなヨギでもすることをする。ポッドキャストのクラスをダウンロードするのだ。「私はポッドキャストを勉強のためにも使います」と彼女は説明する。「マスターティーチャーの素晴らしいクラスを受けるのが好きなのです」。グリーフはフォレストヨガを教えている。そしてアナ・フォレストのポッドキャストを聞いている。しかし彼女は、ニューヨーク州のジヴァムクティヨガのマスターティーチャーで、ポッドキャストのクラスを行っているアラナ・カイヴァリャのファンでもある。ほかにも、iTunesやiHanuman、『ヨガジャーナル』などでも質の高いヨガクラスのポッドキャストが入手可能だ。

DVDもインスピレーションを与えてくれる、と言うのは『ヨガジャーナル』の外部編集者リチャード・ローゼン。「アプローチや美しさ、また、どんなプラクティスをするかの新しいアイデアのために、何度も見るDVDがいくつかあります」と彼は言う。

6.プライベートレッスンを受けてみる

プライベートレッスンを受けることで、これまでにグループクラスではできなかった質問をする機会ができる。また、自分のポーズを深めるための個人的な注意点もわかる。「何年もの間、1人の先生に対して40人もの生徒と一緒にヨガをしていても、ランジのポーズのときに内太腿が落ちていることには気づけないのです」とペイジュは言う。「プライベートクラスでは、あなたがその動きをマスターしているかを先生は見てくれるし、あなた自身も内腿を引き上げておくことがすべての立ちポーズを変容させる鍵になることに気づくかもしれない」。

プライベートレッスンの料金は1時間50〜250ドルと高額だ。自分の未来のヨガへの投資だと思おう。予約をする前に、適切な先生を選んでいるかを確認すること。ペイジュは以下の3つの質問をするのを勧めている。「1・プライベートクラスをたくさんしていますか?」「2・プライベートクラスは好きですか?」「3・プライベートクラスを持つ時間はありますか?」の3点だ。「これらは、クラス料金はいくらですか? という質問よりはるかに大事だ」と彼女は言う。

7.リーダーについていく

どんな質問にも答えてくれるのがヨガの基本的な教えというものだ。それが、どうやってモチベーションを保てばいいのか、のような質問でも、だ。

「本物のグルというのは、生徒がなにを必要としているかがわかっています。だから、あるべきタイミングで適切なプラクティスを勧めるものです」と言うのはイシュタヨガの創設者であるヨギラジ・アラン・フィンガー。「真剣にヨガに取り組むなら、プラクティスにどのような効果があるかを理解する手助けをしてくれる先生を探すべきです。そうすれば、ポーズに飽きることなどありえないし、ヨガをしたくないなんて思うこともないでしょう」

生徒の準備ができたときに先生が現れる、とよく言われる。でも、運命をたぐりよせてもいい。本やDVDを見たり、クラスやワークショップ、カンファレンスなどに参加したりしよう。あなたにコミットし、共鳴する先生を見つけたら、あなたの人生が変容するかもしれない。

Text by HILLARI DOWDLE SMITH
Illustration by Annick Poirier
Translated by Mami Larch

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