ハングリーモンク・ヨガの創始者ワン・ボーインタビュー

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ヨガとカンフーの融合!少林寺の僧侶が編み出した「ハングリーモンク・ヨガ」って?

MELINDA DODD
MELINDA DODD
2017-10-21

ワン・ボーは、太極拳・ヨガ・カンフーを組み合わせたハングリーモンク・ヨガの創設者だ。流れるような美しい動きで人々を惹きつけるワンのパフォーマンス。その最大の魅力とは?

流れるような美しい動き、といえば少林寺の僧侶であるワン・ボーだ。太極拳、ヨガ、カンフーを組み合わせたハングリーモンク・ヨガの創立者ワンは、魅力的なパフォーマーだ。完璧なコントロールにより回ったりキックしたり、身をかわしたり、という連続した繊細な動きに人々は魅せられる。

ハングリー・モンクヨガの創始者ワン・ボーインタビュー
HUNGRYMONK YOGA(illust by ZÉ OTAVIO)

 

ヨガとカンフー、太極拳にみられる共通点

ワンは現在25歳。中国の湖南省にある少林寺の寺でヨガとマーシャルアーツのトレーニングを受けた。湖南省は、受賞歴のあるカンフー演舞者として活動する前の11年間を過ごした土地でもある。2011年、カリフォルニア州トーランスでヨガスタジオを開き、ハングリーモンク・ヨガを世に送り出した。ハングリーモンク・ヨガという名前は、スピリチュアルな面で渇望した状態にとどまること、そして自らをヨガによって高めていくことを生徒たちがいつも忘れないでいるためにつけた。

ハングリーモンク・ヨガには3つの原則があり、その3つには自然なつながりがある。「すべてのマーシャルアーツとヨガには7つの基本的な姿勢があります。たとえば、ヨガでの木のポーズ椅子のポーズ、戦士のポーズにそっくりなカンフーのポーズがあり、カンフーの動きをゆっくりすることでヨガの動きになります。それにカンフーは一種の瞑想で、非常にスピリチュアルなプラクティスです」。また、太極拳はバランスを取るという意味を持つ。「ハングリーモンク・ヨガのソフトなパートでは太極拳を使います」とワン。

ヨガ×カンフーの新スタイル「ハングリーモンク・ヨガ」の創始者ワン・ボーインタビュー

「火の動きを使って、心を鎮める」ということ

ハングリー・モンクヨガは、金、木、火、水、土の5つの元素が人間の肉体、精神を含むこの世界をつくっているという中国哲学の五行説に踏み込んでいる。クラスの名前にはこの5つの元素が使われ、それぞれの特質を表している。強さは金、グラウンディングは木、パワーは火、流動性は水、安定性は土だ。クラスでは7つの基本ポーズと、それぞれの元素につき100の型か小さな動きのシークエンスを提案している。

ヨガでは武器を使わない。でも、ハングリーモンク・ヨガの「金」のセッションでは、脚を開いたスクワットで剣を持ち、戦士のポーズI椅子のポーズへと動くなかで剣をスイングさせる。「木」のクラスでは、木刀を持って回しながら脚や腕のストレッチをする。「火」のクラスでは武器を持たず、無骨な動きの代わりにこぶしを力強く振りあげる。

クラスは驚くほどに心の浄化作用がある。「ネガティブさを浄化してそれをポジティブなものへと変えるようにしています」とワンは言う。「怒りを感じたときやなにか大変なとき、心を鎮めるために瞑想するのは難しいものです。それは例えるなら、煮えたぎる鍋に蓋をするようなもの。カンフーは、火の動きを使うことでその心を鎮めます」。ワンがこの種の集中が癒やしになりうることを学んでから久しい。「お寺では私たちは動きをマントラであると捉えています」と彼は説明する。「動いているときは、考えていないものです。動くことで自分のペースを落としてマインドを変容させることができるのです」。

少林寺の僧侶であるワンはカンフーを平和的な方法で広めることに喜びを感じている。彼の生徒たちはこの練習の複雑さや多様性、動きにつけられた創造的な名前(山を崩す2本の腕、獰猛な虎へのキックなど)を好んでいる。「クラス後は疲れていながらも、生徒たちはみな笑顔です」とワン。クラス情報などについてはwww.hungrymonkyoga.comへ。

 

Translated by Mami Larch
Yoga Journal日本版 2015/8/9月号掲載

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