安定した体幹とバランスを手に入れる「木のポーズ」習得のためのアドバイス

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安定した体幹とバランスを手に入れる「木のポーズ」習得のためのアドバイス

自分の体の真ん中に、目には見えない垂直な線があると想像してみるとわかりやすいだろう。その線は頭頂部から下がってきて胴体と骨盤の中央を通り、足下の大地にまっすぐ根ざしている。たとえば片脚で立っていようと、その垂直な線は体の真ん中になくてはならない。そのためには、木の幹となる自分のコア(体幹)を引き締め、立っている脚の太腿内側の筋肉を正中線のほうへ引き寄せるようにして固定する。立っている脚は木の根のようなもので、安定した骨盤がエネルギーを根から背骨と胴体へ引き上げて、強い幹をつくる。両腕は空に広がる枝のように上に伸びて広がる。

自分の体と向き合うチャンスをくれるポーズ

木のポーズはヨガプラクティスの魔法を体験するチャンスだ。その気になれば、片脚立ちを試すことは自己の真実についての探求になる。自己の真実を尊重するということは、上げた足を膝のすぐ下、またはもっと床のほうへ下ろし、曲げた膝を少し前に出して骨盤の位置を正しく調整することかもしれないし、腹部をやさしく引き締めて腰部からの反りをなくすことかもしれない。偽りのない探求をとおして、あなたの真のアラインメントとバランスを探し当てることができるだろう。上げた膝がどこを向いていようが問題ないのだ。

あらゆるポーズにおいて自分自身の限界に正直になることで、サティヤを実践しよう。自己の真実に即していれば、強くてバランスのとれた土台の上にポーズを育てていき、やがて開花させることができるだろう。

バランスを保つのではなく取り続ける

ヴルクシャーサナを練習すると、バランスという名詞ではなく、動詞としての“バランスをとる”ことについて考えるのに役立つ。バランスのとれた状態を達 成しようとするのではなく、バランスをとろうという行為に集中する。完璧に静止したり、安定することはなく、ポーズを保つために数えきれないほどの細かい調整を行っていく。ちょうど木が季節に対して、また光や雨に対して反応するように、私たちも常に体の内側の微細な変化に反応して、ひと呼吸ごとにバランスをとり直している。

hotos by Katrine Naleid
Model by Chad Herst
Translated by Chami
yoga Journal Vol.22掲載

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