「オーガニックだから安心」ってホント?基準のない日本のオーガニックコスメ事情

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「オーガニックだから安心」ってホント?基準のない日本のオーガニックコスメ事情

湊亜弥子
湊亜弥子
2019-02-26

海外と日本では、こんなに違う「オーガニック」の定義

そもそも「オーガニック」の定義とは、農薬や化学肥料を使わず、遺伝子操作をしていない「有機栽培農法」のこと。オーガニックコスメは有機栽培による植物を原料に、保存料などケミカル成分に頼らず作られた製品を指します。食品のオーガニック規格には、2000年からスタートした「有機JAS認定」があり、農林水産省が定める厳しい品質基準や表示基準をクリアした信頼の証になっていますが、化粧品にはそうした規格も法律もないため、各メーカーが自社基準・自社判断で「オーガニック」と謳うことができます。それは例えば、全成分の0.1%、一種類でも天然ハーブや天然ミネラル成分が入っていれば、「オーガニックコスメ」「ナチュラルプロダクト」と表記してOK。残りの成分には化学物質が大量に配合されていても、製品開発に動物実験を繰り返していても、それでもオーガニック商品のカテゴリーになるわけです。

いっぽう、イギリスやドイツ、フランス、オーストラリアなど、「オーガニック先進国」ではしっかりとしたオーガニック認証基準が設けられ、それを満たさない商品は「オーガニック」と表記することはできません。フランスの「COSMEBIO」や「ECOCERT」、ドイツは「BDIH(ドイツ化粧品医薬品商工連盟)」、イギリスは「Soil Association(英国土壌協会)」、イタリアは「ICEA」、オーストラリアの「ACO」など、世界的に信頼される団体が認証を行い、それぞれクリアするには厳しい条件ながら、認証を受けたオーガニックコスメブランドは数多くあります。EU諸国の上記5団体は、バラバラだった規格内容を取りまとめ、2010年に新しい世界統一基準として「COSMOS(COSMetic Organic Standard、コスモス認証)」も制定しています。

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