姿勢を正すと息苦しくなる人のためのアドバイス

 姿勢を正すと逆に苦しくなる人のためのアドバイス
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綿本彰
綿本彰
2017-12-11

日本を代表するヨガ指導者、綿本彰先生が読者のお悩みに答える連載。今回は「姿勢を正すと息苦しくなる」というヨガビギナーに、綿本先生がアドバイス!

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「姿勢をよくすると苦しい」というヨガビギナーの読者。特に「ターダーサナ(山のポーズ)をすると息苦しくなる」のだそう。綿本先生のアドバイスとは。

姿勢は無理して矯正せず、のんびりと本来の姿勢へ

姿勢を保持する筋力が低下し、理想姿勢を妨げる形で筋肉が固まっているのだと思います。そんなときは無理して姿勢を正そうとせず、呼吸が楽になるところまで戻り、飛び上がるくらいうれしい出来事を思い出して、そのときに起きる身体反応を再現してみてください。大声で叫びたくなるくらいにお腹の奥に力がみなぎり、上半身が軽くなって胸の周辺がゆるみ、呼吸が解放されていく感じです。

姿勢をよくすると逆に苦しくなる人のためのアドバイス
(Photo by PIXTA)

本当にいい姿勢とは、頭で考えた理想の形に筋肉の力で近づくのではなく、内側から流れとして沸き起こってくるもの。あまり形にこだわりすぎることなく、イメージなどの力を借りながら、のんびりと本来の姿勢を取り戻してくださいね。

教えてくれたのは...綿本彰先生
日本ヨーガ瞑想協会会長、綿本ヨーガスタジオ主宰。父である同協会名誉会長、故・綿本昇師からヨガを学ぶ。大学卒業後インドに渡り、各地でヨガ、アーユルヴェーダの研修をし、帰国。1994年にヨガの指導をスタート。

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yoga Journal日本版Vol.42掲載



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