ヨガと出産|体外受精の不安を乗り越えて|米心理セラピストコーラルの場合

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ヨガと出産|体外受精の不安を乗り越えて|米心理セラピストコーラルの場合

ERIKA PRAFDER
ERIKA PRAFDER
2017-12-10

自宅出産を希望!しかし断念!

彼女は自宅での出産を望んでいたという。「私の担当医の慣習にはそぐわなかったし、何よりも安全を優先したかった。私の出産であると同時に、息子・シェーマスのためでもあるから。こんな状況から、自分がやりたかった自宅出産はあきらめたわ」

出産への準備が整うにつれ、「“正しいと思うこと”だけしようとしたわ。私のヨガ・ティーチャーはマラソン選手がレースに向けてトレーニングするように、出産に備えなさいと言ったわ。ヨガのプラクティスを徐々に減らし、安静にして、ベビーベッドとか必要な物を準備して環境を整えたの」

予定日の4日前、破水して分娩が始まったという。ブラウンの陣痛は激しさを増し、2分間隔になったが、そのまま14時間子宮口が4cm開いた状態に留まった。「陣痛の間、痛みと疲労で気を失いそうになったわ。能力を失い、ヨガのプラクティスや呼吸法とつながることができなかったわ。何かが私の体を乗っ取っていたみたい。“それ”と呼んでいたのを覚えてるわ。あの時私の中身は完全に体から出て行ってしまっていたみたい。髪をひっぱり、シーツをかみしめていた記憶があるわ。原始的になって、しわがれ声を出し、正気じゃなかったわね。完全に心と体が切り離されていたの。精神は肉体が一定量の痛みしか処理できないから、一時的な記憶喪失が起こったのかもしれない。すぐに忘れてしまったわ。でも、これは生きていくためのメカニズムで、そうしないとみんな次の子の妊娠を希望しなくなってしまうってことかしら」

ついに、1時間のいきみの後、息子シェーマスの頭が出てきた。「手を伸ばして彼の頭を感じて、私と彼それぞれの体があることに感動したわ。彼はもう私の一部ではなく、彼自身になったの」

ヨガと出産

産後の回復「ヨガを楽しむことが重要」

ブラウンはヨガのプラクティスや、解剖学的に元にもどるための強化トレーニングを通して、出産や数週間に及ぶ寝不足から回復する自分自身の力を信じていた。彼女は言う、「会陰裂傷もあったから、回復期間が必要だった。いまだに完治していないし、違和感がある。幸運なことに、私の体質は筋肉質で頑丈だったので、身体的なプラクティスよりも哲学的で、より深い次元のヨガをすることは、心と体の治癒能力を知る手助けをしてくれたわ」

まだ通常のアーサナは困難だが、ブラウンは身体的なヨガのプラクティスを再開している。今日では、身体的なヨガのプラクティスはママでいることほど大切には思わないと言うが、「同時に、いかにポーズを決めるかということより、していることを楽しむことが重要だと思うようになったわ」

これから妊娠・出産する人に向けて、何かアドバイスは?「うまくいく特別な方法なんてないわ。もしそれを望むならそれは自分に限界を作ることになるし、たくさんの痛みも避けられないでしょう。出産は、赤ちゃんの旅。あなたのものではありません。小さな魂を感じて支えることかもしれない」

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Translated by Shuko Kurogami

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