米国不妊症事情「こどもが欲しい!でもできない!」ストレスが原因?

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米国不妊症事情「こどもが欲しい!でもできない!」ストレスが原因?

「希望」という苦しみ

不妊の原因はさまざまであり、環境有害物質への暴露の増加から、精子数の急激な減少まで幅広い。ほかの要因も女性の懐胎能力に影響を与えている。たとえばなんらかの感染症によって生殖管に傷がついていることもあるし、ホルモンバランスの崩れ、甲状腺機能の異常、栄養不足、低体脂肪、喫煙、ドラッグやアルコールの過剰使用など、さまざまな要素が妊娠できるかどうかに影響してくる。個々の要因についてはいったんおいておくとして、全体として不妊は増加傾向にある。2000年5月に行われた研究が『Family Planning Perspectives』 (Vol. 32, Issue 13) に収録されているが、本研究の明らかにすることによると1986年にはアメリカのおよそ41のクリニックが体外受精と排卵誘発剤を提供していた。それが1996年までに300軒以上にまで増加したという。

しかし、家族をもとうとしているのに上手くいかず人知れず苦しみに耐えているカップルは、統計上の数を超えて存在している。失望、果てしない待ち時間、そして――ある女性の表現を借りれば――「希望という名の苦痛」が、その人の自己受容感や精神的健全さ、結婚そのものにまで破壊的な影響を与えることもしばしばある。「最悪なことのひとつは、不妊が私たちの関係性に与える影響です」とジェインは言う。彼女の職業はソーシャルワーカー。妊娠のために4年間トライした。「反省したり自己分析したり、そういうことがたくさんありました。なぜ私の身の上にこんなことが起きているの?私は何か悪いことをしたの?って」

自分を責めてしまうことのほかにも、カップルはコントロールの喪失感という恐ろしい感覚に直面させられる。「私たちは自身の教育、キャリア、生活にたいして責任を負ってきました。それが、突然なんのコントロールも効かなくなるのです」と語るのはトム。37歳の弁護士で、やはり妊娠のために努力してきた経験を持つ。「ごく控えめに言って、屈辱的なものです。私たちは、じっさい周りに助けを求めています」

Text by JUDITH HANSON LASATER
Translated by Miyuki Hosoya

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