「食べてはいけない、さもないと…」アメリカにおける加工食品をめぐる論争

AARON COLUSSI

「食べてはいけない、さもないと…」アメリカにおける加工食品をめぐる論争

SALLY WADYKA
SALLY WADYKA
2017-11-28

健康を気にして何か特定の食品を避けているだろうか? アメリカで話題にのぼる2つの食品に関する論争の真相を探ろう。

かつて体にいいとか健康的であるとされていた食品や食材が、悪い影響を及ぼすことを示す調査や研究の結果を恐れとともに見るのは、もはや毎日のことのようになっている。メディアが正しい場合もある(例えば、トランス脂肪酸への警告など)。しかし、たいていの場合は不明確であり、消費者に何が安全で何がそうでないのか疑問を抱かせ、さらには特定の食品や食材について不要な恐れも抱かせる。コーネル大学の研究によれば、人騒がせな見出しには、それを恐れるだけの十分な事実などなくとも、人々に特定の食べ物を避けさせるだけの力があることが分かっている。しかし一方で、食材の裏側を知ったときや、それらがどのように作られ、どのように使われているかを学んだとき、その恐ろしい食材は、実際の健康効果にかかわらず、突然高い健康効果があるものと評価されることもある。
特定の食べ物や成分を完璧に避けるようなことはしないのが、最もいい知識だ。「ひとつの成分を避けることに躍起にならず、全体像を見ることが重要なのです」と言うのは、管理栄養士のリサ・シンパーマン。オハイオ州クリーブランドの大学病院のケース医療センターの臨床栄養士で、栄養・栄養学アカデミーのスポークスマンだ。シンパーマンは信頼できる情報を探すことがキーであると強調する。「インターネットはある議題を押し出したい人とっての教壇の役割を果たしているとも言えますが、科学と健康管理について話す資格のあるような人は少数なのです」と言う。シンパーマンは、引用されている科学的な文献を確認すること、まったく異なる見解を認めることをおすすめしている。 
 「問題」として話題になっている食材について、それらを問題視する意見を解明し、最新の研究を解読して公平な判断ができるよう、専門家に意見を求めた。

Photos by Aaron Colussi
Translated by Mami Larch
yoga Journal日本版Vol.44掲載

RELATED関連記事

facebook

Yoga Journal Onlineをフォロー

Facebookページでいいね!する