サッカー女子W杯のチャンプ、クリステン・プレスが「ヨガと瞑想」を続ける理由
ーーアーユルヴェーダに関心を持つようになったきっかけはあるのでしょうか?
私には妹がいて、チャニング・プレスといいます。彼女がPiece of Peaceという名前のヴェーダに基づいた瞑想の会社を始めたんです。彼女はインドでアーユルヴェーダを学んできて、それを私に教えてくれたんです。
ーーアーユルヴェーダをひとりの女性として、どのように活かしておられますか?またアスリートとしてはどうでしょう?
私の場合、たいていはアーユルヴェーダをストレス解消のために活用していますね。生活のあらゆる側面に関わってきます。人間関係、キャリア、気持ちの調整。そして「<今ここ>に在る」ということのために。私はよく、体の循環を促したり、不安に駆られた考え事を鎮めたりする目的で、ヒートパック(発熱剤)を使ったり、あるいは足をお湯にひたして「足湯」をしたりします。ほかには砂の上や草の上を歩いて、体を根づかせるのが好きです。あと、妹が私にレイキをしてくれます。
ーーヴェーダ瞑想は、古代のヒンズー教のヴェーダに由来していますね(ヴェーダとはサンスクリットで「知」を表す語)。この瞑想の持つ働きをもう少し詳しく教えてください。
ヴェーダ瞑想は古来より伝わるもので、あれこれと難しい努力をしなくてもできる、ごく自然な瞑想の形です。この瞑想を一日に2回、1回あたり20分程度、毎日行います。無理のない姿勢で座り、目を閉じて行います。心を落ち着かせるのに役立つので、すぐに効果を感じられると思います。瞑想の間は、決まったマントラを繰り返し唱えます。これによって深いリラクセーションへと導かれるのです。ひとつ注意して欲しいのは、瞑想がもたらすものは必ずしも「幸福感」やリラクセーションだけではないということです。私自身、ストレス解消的で不快な瞑想や、不安で気持ちが移ろってしまい集中できなかった瞑想を、何回か経験しています。これはストレスを取り除いていくプロセスで起きてくることなんです。
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