食べ応えも◎でダイエット中におすすめ!代謝を上げる【牛肉とキムチの味噌汁】管理栄養士のレシピ

 食べ応えも◎でダイエット中におすすめ!代謝を上げる【牛肉とキムチの味噌汁】管理栄養士のレシピ

素朴な香りと味わいで私たちを癒してくれる味噌汁は、日本人の食卓に欠かせない一品です。どんな具材とも相性がよく、おいしく食べられるところも味噌汁の魅力のひとつですね。味噌汁は食材との組み合わせ次第で、さまざまな健康効果が期待できる料理に変わります。今回は代謝アップに効果的な味噌汁の具材を紹介するので、ダイエット中の人は参考にしてください。

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代謝アップにおすすめの具材は【牛肉とキムチ】

牛肉とキムチの健康効果

牛肉とキムチの味噌汁で代謝を上げてダイエット
撮影:いしもとめぐみ

効率のよいダイエットには、基礎代謝アップが欠かせません。基礎代謝とは、体を動かさずに安静にしているときでも消費される最低限のエネルギーのことをいいます。私たちの体は内臓や脳、神経が活動したり、呼吸したりするために常にエネルギーを必要としているのです。

一般的に「代謝がよい」といわれるのは基礎代謝が高いこと、つまりエネルギーを消費しやすい状態であることを指しています。逆に「代謝が悪い」とは基礎代謝が低いためエネルギーが消費されにくく、痩せにくい状態であることを表しているのです。体脂肪を効率よく燃焼させたいのであれば、基礎代謝を上げましょう。

代謝アップにおすすめの味噌汁の具材は、牛肉とキムチです。牛肉に含まれるたんぱく質は、筋肉のもとになります。筋肉では多くのエネルギーを消費しながら、体温を維持しています。筋肉量が増えると消費エネルギーも増加するため、基礎代謝が高まるのです。たんぱく質をしっかり摂取して筋肉量を増やし、基礎代謝アップを目指しましょう。

牛肉に含まれるカルニチンにも注目してください。カルニチンは、たんぱく質を細かく分解したアミノ酸の一種であり、脂肪の燃焼をスムーズにする作用があります。サプリメントなどにも利用されている、ダイエット効果が期待できる成分です。

キムチに含まれるカプサイシンは、とうがらしの辛味成分です。カプサイシンはアドレナリンというホルモンの分泌を促して、脂肪を燃焼しやすくする作用があります。そのため、ダイエットに有効な成分であるといえるでしょう。

キムチは、野菜由来のビタミンB群も豊富です。ビタミンB群は、糖質・脂質・たんぱく質といった栄養素をエネルギーへ変換する働きをサポートします。ビタミンB群をしっかり摂取することで、過剰な栄養素が体脂肪になることなく、エネルギーとして消費されやすくなるのです。

味噌汁を飲んで体温を上げる

味噌には、原料の大豆に由来するたんぱく質やビタミンB群が含まれています。牛肉とキムチの栄養素の解説で触れたように、これらの栄養素は筋肉を作りエネルギーを消費しやすくするため、基礎代謝アップ効果が期待できます。 

さらに温かい味噌汁を飲むことで得られるのが、体を内臓から温める効果です。体温が上がると血流がよくなり、基礎代謝がアップします。味噌汁を飲むのは、特に朝がおすすめです。朝は1日の中で最も体温が低い時間帯なので、味噌汁を飲むと代謝が高まり、朝から体を痩せやすい状態にできるでしょう。

牛肉とキムチの味噌汁の作り方

【材料】2人分

牛こま切れ肉:50g

キムチ:50g

だし汁:350ml

味噌:大さじ1〜

ごま油:小さじ1

【作り方】

1.牛こま切れ肉を食べやすい大きさに切る。

2.鍋にごま油をひいて加熱し、1を加えて炒める。

3.肉の色が変わったら、だし汁を入れて一度沸かす。アクが出たら取り除く。

4.キムチを加えて、ひと煮立ちさせる。

5.鍋の火を止め、味噌を溶き入れる。

牛肉の濃厚な味わいで、食べごたえのある味噌汁になります。キムチに塩気があるため、味噌の量は加減してください。

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AUTHOR

いしもとめぐみ 管理栄養士

いしもとめぐみ

管理栄養士。国立大学文学部を卒業後、一般企業勤務を経て栄養士専門学校に入学し、栄養士資格を取得。病院給食、食品メーカーの品質管理、保育園栄養士を経験して2022年に独立。食が楽しくなるレシピを発信するほか、栄養・健康分野の記事執筆を中心に活動中。



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