国際ヨガデー制定から3年|片岡鶴太郎の師匠が語る「ヨガで日本は変わるのか?」

Shoko Matsuhashi

国際ヨガデー制定から3年|片岡鶴太郎の師匠が語る「ヨガで日本は変わるのか?」

去る6月21日は、世界各国で大規模なヨガイベントが開催されていた。2015年に制定された「国際ヨガデー(International day of Yoga)」だったからだ。制定から3年経ち、年々盛り上がりは加速するばかりだが、日本はヨガデー制定で何か変わるのだろうか?俳優・片岡鶴太郎さんにヨガと瞑想を指導したことでも知られる、ヨガ指導者ヴェーダプラカーシャ・トウドウ先生に話を聞いてみた。

ヨガよりも前に、瞑想と出会った

瞑想と出会い、指導者として約40年のキャリアをもつトウドウ先生。日本におけるヨガの歴史とともに歩んできたトウドウ先生は、今の「ヨガブーム」をどう考えているのだろうか?

――トウドウ先生とヨーガの出会いについて教えてください。

ヴェーダプラカーシャ・トウドウ先生(以下トウドウ先生):私が初めて知ったヨーガは、今でいうラージャヨーガ、瞑想です。

ヴェーダプラカーシャ・トウドウ
ヨーガや瞑想の指導者ヴェーダプラカーシャ・トウドウ氏(Photo by Shoko Matsuhashi)

 私は子供の頃、体が弱く、引っ込み思案でした。弱さを克服したいと思い、中学時代はバスケットボール部に所属。体は強くなったものの、心の深い部分には相変わらず弱さを感じ、次に空手道を始めたのです。家の柱を相手に素手で突きを繰り返したり、裸足で国道を走ったりもしましたが(笑)、力をつけても心の鍛練には何かが足りない。そんなときに父から「瞑想をしたらどうかと」すすめられ、インド聖者のヴィヴェーカーナンダの本も渡されました。高校2年生の頃です。

――どのような本でしたか?

トウドウ先生:インド聖者の伝記とインド哲学の本です。そこに瞑想の境地について記述があり、サマーディを恍惚状態(トランス状態)と訳されていたんですね。何か、とても神秘的な体験なのだろうという印象を持ち、本に没頭。瞑想は、自分を心の根本から変えてくれるものに違いない、と直感しました。

ところが、本には具体的な瞑想法についての記述がなく、何をすればよいのかわからない。すると、あるとき父の知人から「とにかく、毎日朝晩の20分、目を閉じて座ってみるといいよ」といわれ、「そうか、それでいいのか」と試しに座ってみたのが始まりです。

――トウドウ先生は、最初の瞑想で効果を感じられたとか。

トウドウ先生:そうです。目を閉じて座り、人知れずジーッとしていたら、自分のなかの深いところまで、意識がグーッと引き込まれる感覚がありました。これが、鳥肌がたつほど、非常に鮮烈な至福経験でした。今思うと、サマーディの一つの体験だったと思います。今まで抱えていた心の重さや悩みが吹き飛び、心が軽くなり、以来、今日まで毎日瞑想を続けています。

Photo by Shoko Matsuhashi
Text by Kyoko Nagashima(Lush!)

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