朝の味噌汁でぐっすり眠れる?豆腐とツナ缶の味噌汁【管理栄養士が教える健康味噌汁】

 朝の味噌汁でぐっすり眠れる?豆腐とツナ缶の味噌汁【管理栄養士が教える健康味噌汁】

素朴な香りと味わいで私たちを癒してくれる味噌汁は、日本人の食卓に欠かせない一品です。どんな具材とも相性がよく、おいしく食べられるところも味噌汁の魅力のひとつですね。味噌汁は食材との組み合わせ次第で、さまざまな健康効果が期待できる料理に変わります。今回は不眠の解消効果が期待できる味噌汁の具材を紹介するので、夜の寝つきが悪い人、眠りが浅い人は参考にしてください。

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不眠改善におすすめの具材は【豆腐とツナ缶】

豆腐とツナ缶の健康効果

快眠には豆腐とツナの味噌汁がおすすめ
撮影:いしもとめぐみ

質のよい睡眠は体の疲労を回復させるだけでなく、ストレスを解消したり、代謝を促進して肥満を防いだりと、さまざまな健康効果をもたらします。しかし、よく眠ることは大切だとわかっていても、睡眠が十分取れていない人が多いのが現状のようです。睡眠時間が短すぎたり、ぐっすり眠れていなかったりすると、うつ病や生活習慣病といった心と体の疾患につながる恐れがあります。

眠りの質の改善は、生活習慣の見直しが必要な場合が多くあります。しかし食事を工夫することで、心地よい眠りを導くことも可能です。

良質な睡眠の鍵となるのが、メラトニンというホルモンです。メラトニンは夜になると分泌が増え、眠りを誘います。日中は分泌が少なくなるため、脳と体は覚醒して活動できるのです。このメラトニンは、アミノ酸のひとつであるトリプトファンから作られます。そのためトリプトファンを多く含む食品を摂取すれば、メラトニンの量が増え、睡眠の質を高められるでしょう。

トリプトファンが豊富であり、味噌汁の具材として今回おすすめしたいのが、豆腐です。トリプトファンは豆腐をはじめとした、納豆や油揚げといった大豆製品に多く含まれています。

またトリプトファンからメラトニンを生成するには、ビタミンB6やナイアシンなどの栄養素が必要です。ビタミンB6やナイアシンは肉や魚といった動物性食品に多く含まれており、特にカツオはどちらの栄養素も豊富に含んでいます。食事へ手軽に取り入れたい場合は、カツオを原料にしたツナ缶を利用するとよいでしょう。ツナ缶はマグロだけでなく、カツオから作られたものも多く流通しています。ビタミンB6やナイアシンを取り入れたい場合は、カツオを原料としたツナ缶を利用してください。

朝の味噌汁で睡眠の質を高める

大豆製品に豊富なトリプトファンは、味噌にも多く含まれています。豆腐が入った味噌汁を飲むと、快眠に効果が期待できるトリプトファンをしっかり摂取できますね。

トリプトファンからメラトニンが作られるのには15時間程度かかるため、夜の睡眠時にメラトニンを増やしたければ、朝にトリプトファンを摂取することが望ましいとされています。朝食に味噌汁を食べれば、その日の夜のメラトニンの分泌量を高められるでしょう。

また朝に味噌汁を飲むと、体の中から温まって体温が上がり、体が目覚めます。朝の味噌汁は生活リズムにメリハリをもたらし、睡眠と覚醒のサイクルを正しくまわす効果があるのです。

豆腐とツナ缶の味噌汁の作り方

【材料】2人分

絹ごし豆腐:1/2丁(150g)
ツナ缶:1/2缶
だし汁:350ml
味噌:大さじ1〜1と1/2

【作り方】

1.豆腐を1.5cm角に切る。

2.鍋に入れただし汁を火にかけて沸かす。

3.だし汁に豆腐と、油を切ったツナを加えて、弱めの中火で1分ほど加熱する。

4.鍋の火を止めて、味噌を溶き入れる。

ツナには塩気があるので、味噌の量は味をみて調整してください。淡白な豆腐にツナのうまみが絡み、食べごたえのある味噌汁になります。

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AUTHOR

いしもとめぐみ 管理栄養士

いしもとめぐみ

管理栄養士。国立大学文学部を卒業後、一般企業勤務を経て栄養士専門学校に入学し、栄養士資格を取得。病院給食、食品メーカーの品質管理、保育園栄養士を経験して2022年に独立。食が楽しくなるレシピを発信するほか、栄養・健康分野の記事執筆を中心に活動中。



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