【若返りストレッチ】股関節と肩関節をほぐすのが重要!固まりやすい部分を伸ばす2つのストレッチ

 【若返りストレッチ】股関節と肩関節をほぐすのが重要!固まりやすい部分を伸ばす2つのストレッチ
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須藤玲子
須藤玲子
2022-11-03

歳を重ねるごとに運動量は減り、さらにホルモンの減少や体の変化が起こることで、関節や筋肉は徐々に固まりやすくなります。今回は、加齢と共に固まりやすくなる股関節と肩関節に着目。2つの関節にアプローチするストレッチで若返りを目指しましょう。

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加齢と共に固まりやすくなる部分がある?

大きな関節のまわりには、たくさんの筋肉や腱(筋肉と骨をつなげる組織)が集まっています。様々な方向に自由に動かせる半面、動かす機会が減ると硬くなり動きも悪くなります。特に次の2つの関節は、加齢による筋力の衰えと共に硬くなりやすく、不調を引き起こしやすい部分です。

股関節

歩く、走る、立つ、座るなど、脚のスムーズな動きに関わる股関節。脚の付け根の筋肉(腸腰筋)の動きが悪くなると、腰痛をはじめ、下半身全体の痛みや不調に繋がりやすいと言われています。

腸腰筋
イラストAC

肩関節

腕や肩甲骨の周辺から背中の動きにまで関わる肩関節。肩甲骨周辺の動きが悪くなると、猫背や、四十肩、五十肩など、様々な不調の原因になると言われていまます。

股関節と肩関節にアプローチする「若返りストレッチ」

筋肉が固まると関節の動きが制限され、姿勢の乱れや体型の乱れに繋がります。放置しておくと老化を促進してしまうことも……。固まりやすい関節まわりの筋肉をほぐし、動きをなめらかにして若さを取り戻しましょう!

股関節編:がっせきで行うキャット&カウ

足の付け根の筋肉(腸腰筋)を縮める&緩めるストレッチです。深い呼吸と共に一連の動きを5~6回繰り返しましょう。

1.両足の裏を合わせ膝を外側に倒す「がっせき」の姿勢で座り、太ももとすねの間に菱形を作る。

がっせきの姿勢
photo by Reiko Sudo

2.息を吸いながら骨盤を立てて、おへそを前に突き出し腸腰筋を縮める。(カウポーズ)

がっせきのカウポーズ
photo by Reiko Sudo

3.息を吐きながら骨盤を後ろに倒し、背骨を丸めておへそを背中の方に引き込み腸腰筋を緩める。(キャットポーズ)

がっせきのキャットポーズ
photo by Reiko Sudo

肩関節編:椅子に座って行うセルフ肩甲骨はがし

肩甲骨の間を広げてはがすイメージで行いましょう。肩や首に力が入らないようにリラックスして行うことがポイント。広がっている肩甲骨まわりに呼吸をたくさん送ってあげると心地よく伸びます。

1.椅子に座り腕を体の前でクロスして、小指を上に向けて両手を組む。

腕を体の前でクロスして小指側を上にして両手を組む
photo by Reiko Sudo

2.息を吐きながら骨盤を後ろに傾けて背中を丸める。

椅子に座って行うセルフ肩甲骨はがし
photo by Reiko Sudo

3.できるだけ指先を前に突きだし、肩甲骨と背骨を遠ざけて左右に広げる。そこで3呼吸繰り返す。

4.手を組み替えて同様に行う。

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AUTHOR

須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。RYT200/フェイシャルヨガTTC/骨盤底筋トレーニングヨガTTC/リストラティブヨガTTC/陰ヨガTTC/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト



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