股関節がみるみる柔らかくなる!【ぐいぐい伸ばさない】股関節の可動域アップエクサ

 股関節がみるみる柔らかくなる!【ぐいぐい伸ばさない】股関節の可動域アップエクサ
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伊藤香奈
伊藤香奈
2022-10-12

股関節を柔らかくするには、伸ばす・引っ張る・ストレッチするしかないと思っていませんか?実は逆の「縮める」動作を行うことで股関節の可動域がアップし、結果的に股関節が柔らかくなることがあります。

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股関節はを柔らかくするには伸ばすだけではダメ?

あぐらで座ったときに、膝が床に近づくようになりたい。膝が左右に開いて、安定的に安楽座で座りたい。そのためには股関節を開くこと、伸ばすこと、引っ張ること、ストレッチすることなどの動きが必要だと思っていませんか?それも効果的ですが、それでも股関節の柔軟性がアップしないという方は、股関節をあえて縮めるという動きが必要かもしれません。

股関節は球関節といういろいろな方向に動く関節。そのため、例えばあぐらという動作の時に内ももの筋肉だけ柔軟であれば股関節が開くというわけではありません。お尻や太ももといった、開く筋肉とは逆側にある縮むという動作を行う筋肉もセットで機能して初めて股関節が自由に開くのです。つまり、股関節の柔軟性をアップするには、一方向に引っ張る・伸ばす・開くだけではなく、連動して動く股関節回りの筋肉すべてが機能的である必要があります。逆に、一方向にだけ開くような動き(例えばバレエで開脚を行う等)を繰り返すと、ケガや故障の原因になることもあります。

股関節を安全に柔らかくするには?

ケガや故障なく股関節の柔軟性をアップするコツ。それは「回す」というエクササイズです。色々な方向に動く関節だからこそ、色々な方向に動かして股関節回りの筋肉すべてを動かすことで、硬さやこわばりをリリースしていきましょう。今回は座ったままできて、すぐに変化を感じられる股関節回しエクササイズをご紹介します。

やり方:

1.床に座り、片方の膝を立て、両手は体の後ろにつく

2.立てた方の脚を床から持ち上げ、脚で大きく円を描く(5~10回)

3.持ち上げていた脚をもう一度、膝を立てたまま床に下ろし、膝を床に倒す、立てるを繰り返し行う(5~10回)

4.膝を立てた状態から足先を床から浮かせ、膝を胸に寄せる動作を行う(5~10回)

動きがわかりづらい場合は、動画のリンクをご覧ください♪

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伊藤香奈

伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。



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