「痩せにくくなる40代」はある部位が硬い!?【ほぐすと変わる】必ずほぐすべき部位と方法とは

 「痩せにくくなる40代」はある部位が硬い!?【ほぐすと変わる】必ずほぐすべき部位と方法とは
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磯沙緒里
磯沙緒里
2022-09-07

40代以降は、何をしても痩せにくくなったと感じる方が増えているようです。様々な原因が考えられますが、健康であり、ダイエットはいろいろ試してみたけれどイマイチ痩せない方で、肩こりや背中の張りを感じていたら、肩甲骨まわりをほぐすことがカギになるかもしれません。今回は、40代を過ぎた方が肩甲骨まわりをほぐしていただきたい理由を解説します。

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痩せにくさを感じる40代が注目したい部位は「肩甲骨」

30歳を過ぎると太りやすくなり、40歳を過ぎると痩せにくくなったと感じる方は多いはず。食事制限や運動を試してはいるものの、やっぱりなかなか痩せなくてという声も多く聞かれます。そんな方は、まず以下の項目に当てはまるものがあるかチェックしてみましょう。

□肩こりがある
□背中の張りがある
□首こりがある
□首が太くなってきた
□肩が盛り上がってきた
□年々中年体型に近づいていると感じる
□二の腕が太くなってきた
□パソコンやスマートフォンなどディスプレイを見る時間が長い
□猫背である
□デスクワークや立ち仕事など長時間同じ姿勢をとっている
□運動不足である

いかがでしたか?ひとつでも当てはまった場合、痩せにくさの原因のひとつに肩甲骨まわりの硬さが考えられます。

肩甲骨まわりをほぐすべき理由とは?

私たちの身体には、「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」という2種類の脂肪細胞が存在しています。白色脂肪細胞は体内の脂肪の大半を占め、皮膚の下や内臓に存在し、エネルギーとして脂肪を溜め込む働きがあります。肥満へと繋がるため、なんとか減らしたい脂肪でもあります。
これに対して、褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼させる働きがあります。寒い時に脂肪を燃焼させて体温を保つ働きがあり、年齢と共に機能しなくなりその数は減ってしまいます。特に40代以降は減少傾向にあり、40代以降で痩せたいと考えるならば意識的に褐色脂肪細胞を活性化させる必要があります。そのためには肩甲骨周辺を動かし、ほぐすことが効果的。肩甲骨周辺には褐色脂肪細胞が集まっているからです。

肩甲骨周辺の筋肉
肩甲骨まわりの筋肉/イラストAC

肩甲骨は、僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋などの筋肉によって安定した位置を保っており、これらの筋肉が固まることで肩甲骨の動きも悪くなります。例えば、常にデスクワークなどで座って前屈みになっている場合、肩甲骨周辺は固まってしまいます。肩甲骨周辺は、きつい運動をしなくても普段から意識的に動かすことでほぐすことができますので、ぜひ改善していきましょう。

また、肩甲骨ストレッチにはダイエット以外だけでなく、健康のためにもお勧め。以下のような健康・美容効果も期待できるからです。

・むくみ改善
・冷え改善
・肩こり、腰痛改善
・背中の張り改善
・関節痛改善
・自律神経バランスが整う
・筋力の向上
・バストアップ

運動不足でもすぐにできる肩甲骨ストレッチとは?

肩甲骨まわりをほぐす必要性を感じたら、さっそくストレッチを始めてみましょう。

やり方
1. 四つ這いになり、両腕をヨガマット幅程度開きます。ご自身で安定する幅を探りながら行いましょう。
2. 息を吐き、視線を右側へ向けながら左腕をマットへ下ろしていき、左胸をマットへ近づけます。右肘は曲げましょう。やりにくければ腕の開き方を広げてみます。
3. 息を吸いながら正面に戻り、息を吐いて視線を左側へ向け、右腕をマットへ下ろしながら右胸をマットへ近づけます。2〜3を3〜5巡繰り返しましょう。

肩甲骨ストレッチ
photo by Saoro Iso

4. 両手肩幅、両足腰幅の四つ這いに戻り、肘を下ろして両手を繋ぎます。
5. 息を吐きながらおへそを覗き込むようにして背中を丸め、そのまま3〜5回ほど呼吸を繰り返したら四つ這いに戻ります。

肩甲骨ストレッチ2
photo by Saoro Iso

動画を見ながらしっかり肩甲骨ストレッチを!

もう少し肩甲骨ストレッチを行いたい方は、以下の動画を見ながら一緒に動いてみましょう。筋力や体力がなくても行いやすい内容ですが、難しいポーズがあれば飛ばして行っても大丈夫です。肩甲骨周りが固まっていると感じる方は、日常的に行うことをお勧めします。

 

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磯沙緒里

磯沙緒里

ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。



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肩甲骨ストレッチ
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