【夏バテの原因とは?】暑い夏を元気に乗り越えよう「夏バテ防止ヨガポーズ」3選

 【夏バテの原因とは?】暑い夏を元気に乗り越えよう「夏バテ防止ヨガポーズ」3選
photo by manami nishita
manami
manami
2022-07-02

年々増してきている夏の暑さ。暑さによるだるさや身体のむくみ、冷房で冷える身体、自律神経も乱れやすくなり様々な不調を感じる方も多いかと思います。今年は例年以上の猛暑と聞いたら準備をせずにはいられませんよね。夏バテの原因をしっかり押さえて、確実にやってくる猛暑に負けない身体をつくりましょう〜!

広告

「夏バテ」の代表的な症状とは?

近年どんどん夏の気温は上がり、35℃を超える日も少なくありません。特に日本の夏は高温多湿。身体にとっての最適な温度と湿度をとうに超え、“過剰な熱さ”や“過剰な湿気”で体調を崩しやすくなります。この高温多湿からくるさまざまな身体の不調を「夏バテ」といいます。「夏バテ」と一言でいってもその症状は様々です。代表的な症状には以下のようなものがあります。

夏
Photo AC

《夏バテの症状》

□ カラダが重だるい・全身の倦怠感
□ ヤル気が出ない・無気力
□ 食欲がなくなる
□ カラダが熱っぽい・のぼせ
□ めまい・立ちくらみ
□ 下痢・便秘
□ イライラする
□ 頭痛
□ むくみ、冷え

ただでさえ暑いのに、身体の不調も重なれば今年の夏を楽しめない。そうならないための夏バテの原因と対策についてお話しますね!

夏バテの原因3つ

①自律神経の乱れ
わたしたちの身体は「暑熱順化」といって季節の移り変わりに合わせて徐々に暑さや寒さに慣れていくようにできています。しかしここ近年、気候変動により急に気温が上がったり下がったり過度な変動により、身体が上手く対応できず自律神経の乱れを引き起こしてしまうことが多いです。また、猛暑がゆえに室内と室外の温度差が激しく、行き来することで体温調節がうまくいかなくなってしまうのです。自律神経が乱れることで内臓の働きが鈍り、いつも以上に疲れがたまりやすくなってしまいます。冷房の効いた部屋で過ごす時間が長いと外から身体を冷やしてしまい、やはり内臓の働きが落ちたりむくみや冷え、肩こりなどの症状を引き起こします。

②脱水症状
体内の水分、ミネラル不足から起こる脱水症状を気づかず引き起こしてしまうひとが多いです。わたしたちの身体の約7割は、水分と塩分が混ざった体液からできています。この体液は全身の細胞に酸素や栄養素を運んで老廃物を回収・排出したり、汗となって体温調節を行っています。夏バテにより体液が減少すると身体の循環機能が低下し、疲れやすい、食欲不振、めまいや立ちくらみなどの症状が出てしまいます。脱水症状が続くと、汗がかけなくなって体内に熱がこもる熱中症になってしまうことも。暑い夏場はいつも以上にこまめに水分補給+塩分補給を意識しましょう。

③栄養不足
猛暑がつづくと、暑さからつい冷たいものを欲してしまいますよね。火を使うのもためらってしまう気持ち、わかります。飲み物だけでなく、冷たい食事も身体の内側を冷やしてしまう原因に。暑さからくる自律神経の乱れで消化機能が低下して食欲がなくなり、無意識のうちに食事の量が減ってしまうひとも多いです。素麺など簡単にさらっと済ませられるものを選んでしまいがちですが、ビタミン・ミネラル・タンパク質など、栄養バランスを意識した食事を心がけることがとても大切です。もし1度に食べる量が減ってしまうのであれば、タンパク質やビタミンを意識した間食をとりいれてみて。

夏バテ防止に効果的!おすすめヨガポーズ3選

夏バテ防止に意識したいのは、自律神経を整える・内臓機能を高める・血流を活性化することが大切です。
これらの効果を高めてくれるヨガのポーズで猛暑に負けない身体をつくりましょう!

ローランジのポーズ

ローランジ
photo by manami nishita

立位の前屈、又はダウンドッグから片足を前、又は後ろにつきます。両足で均等に床を踏み込み、頭頂から尾骨までを一直線にキープすることを意識しましょう。両手に体重をかけすぎないよう、下半身で身体を支えます。

【効果】
・下半身の筋力UP
・血流改善
・股関節伸展の柔軟性UP

ローランジツイスト

tuisuto
photo by manami nishita

ローランジからツイストを入れることで、体の中の主要なリンパの節がある太ももの付け根をダイレクトに刺激し血行を促します。また、ウエストまわりを深く捻ることで内臓機能の活性化にも。
前の足をしっかりと踏み込むことがポイント。骨盤底筋をきゅっと締め上げると、土台が安定してバランスを取りやすくなります。

バッタのポーズ(シャラバーサナ)

バッタ
photo by manami nishita

うつ伏せの姿勢から、上半身・下半身を同時に上に持ち上げます。両脇を締めて肩甲骨を引き寄せ、肩はすくめず首を長く伸ばすように意識しましょう。

【効果】
・背中、お尻の引き締め
・腰痛予防、緩和
・自律神経を整える
・内臓機能の活性化
・消化機能アップ
・便秘解消

鷲のポーズ(ガルダアーサナ)

鷲
photo by manami nishita

両腕を深く絡めた状態から両膝を曲げ、土台が安定したら足を組み軸の膝を曲げて踏み込む。
安定していたら、お尻を斜め後ろに引きながら背筋を伸ばした状態で肘を上に上げて更に絞りを深めましょう。

【効果】
・足首の強化・脚力アップ
・肩、首こり解消
・集中力の向上
・冷え性改善
・バランス感覚の向上

まとめ

毎年やってくる暑い暑い夏に向けて、早めに身体の準備をして心地よく元気よく猛暑を乗り切りたいものです。夏バテの原因はさまざまですが、普段の生活で意識できること、改善できることを見つけてポジティブに取り組んでみてください^^暑さに負けない健康な身体で思いっきり夏を楽しみましょう!

広告

AUTHOR

manami

manami

2012年より某大手ホットヨガスタジオにて約10万人に向けレッスンを行う。店長として新店舗立ち上げに多く携わりながら、トップインストラクター、インストラクター育成トレーナーを兼任。店舗運営や人材育成を行うスーパーバイザーとして関西十数店舗を担当し独立。オーストラリア、フランスに渡りサスティナブルな生活を学ぶ。帰国後、京都を拠点に非公開寺院でのお寺ヨガ開催や、ウェルネスホテルでのヨガクラス、オーガニックブランドとのタイアップイベントなど、ヘルシーなライフスタイルの提案を行っている。RYT200・500指導者養成講座トレーナーとして全国各地でリトリート開催、オンラインや対面講座を行う。ライター、イラストレーター、プランナーとしても活動中。 マタニティヨガTTC/ムドラーヨガTTC /骨盤底筋TRヨガTTC /美骨盤ヨガTR /シニア&チェアヨガTR /タイ古式マッサージセラピスト(タイ政府認定)/ナチュラルビューティースタイリスト/サウナスパ健康アドバイザー



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

夏
ローランジ
tuisuto
バッタ
鷲