マッサージしても治らない「肩こり」実は自律神経の乱れが原因?理学療法士が教える3つの整え習慣

 マッサージしても治らない「肩こり」実は自律神経の乱れが原因?理学療法士が教える3つの整え習慣
Ayaka
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2022-06-13

慢性的な肩こりに悩まされている方も多いと思います。マッサージをしてもまたすぐに凝ってしまうということを繰り返している方は「自律神経の乱れ」が原因かもしれません。今回は肩こりの原因と自律神経を整える習慣についてご紹介します。

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肩こりの原因は自律神経の乱れ?

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肩こりが起こる原因はさまざまですが、「自律神経の乱れ」が関係している可能性があります。
自律神経の中でも「交感神経」が優位に働いてしまうと、血管が緊張状態になり縮まってしまい、血液の循環が悪くなってしまいます。
すると、筋肉への血液の供給が不十分となり、筋肉が硬くなります。これが肩こりの原因です。

肩には「僧帽筋」という大きな筋肉がある

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肩には「僧帽筋」という頭の重みを常に支えている筋肉があります。
この筋肉はとても大きな筋肉なので、特に影響を受けやすく、血液の供給不足による痛みが出現してしまいます。

自律神経の乱れを整える習慣 

自律神経の乱れを改善するために大切なことは沢山ありますが、今回は3つに絞って紹介させていただきます。

①睡眠時間の確保

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適切な睡眠時間は6時間半〜7時間と言われています。
現代人の睡眠時間は減少傾向なので、忙しくても睡眠時間はきちんと確保することが大切です。

②日光を浴びる

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自律神経は交感神経と副交感神経が交互に活発になることによってバランスが整います。
日光を浴びることによって「概日リズム」(体内時計)を整えることができます。 

③背骨のストレッチ

背骨の中に「自律神経の束」が通っています。
長時間のデスクワークや運動機会の減少によって背骨を長時間動かさない状態が続くと、血液の循環が悪くなり、自律神経が乱れてしまいます。

自律神経を整え、肩こりを軽減させるストレッチ

自律神経を整えるストレッチでは「呼吸」がとても大切になります。
基本的では鼻呼吸を行いますが、鼻で呼吸をしづらい方は、吐く時に口から吐いてみましょう。

ストレッチ①

〈息を吸う〉

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あぐらの姿勢で両手を組んで前に押し出します。
②背中を丸めておへそを覗き込みます。

この時に、腕の中に大きなボールを抱えるようなイメージで行います。

〈息を吐く〉

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③手の平を天井方向に向けて上に背伸びをします。
④視線は斜め上を見ます。

①〜④を5セット程行います。

ストレッチ②

〈息を吸う〉

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①両膝を右側に倒し、横坐りの姿勢で両手を頭の後ろで組みます。

この時に骨盤が後ろに倒れてしまわないように注意してください。

〈息を吐く〉

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②身体を左側に傾けます。
③右肘を天井方向に引き上げることで、右脇腹の伸びを感じます。

これを左右10秒ずつ行います。

ストレッチ③

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①両膝を右側に倒した横坐りの姿勢になります。

〈息を吸う・吐くを繰り返す〉

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②身体全体を右にねじります。
③肘を床につけます。

なるべく背骨は伸ばした状態で行います。
左側のお尻は床から浮かせた状態で大丈夫です。

これを左右20秒ずつ行います。

詳しい方法はこちらで動画も載せていますので、ぜひ参考にしてみてください。

慢性的な肩凝りがあると、精神的なストレスにも繋がってしまいます。自律神経を整える習慣を続けて、肩凝りを根本から改善できるようにしましょう。

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AUTHOR

Ayaka

Ayaka

医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。



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