【春は自律神経が乱れやすい】「毎日、調子がいい」な私になる|自律神経を整える簡単習慣

 【春は自律神経が乱れやすい】「毎日、調子がいい」な私になる|自律神経を整える簡単習慣
Adobe Stock
元田裕子
元田裕子
2022-04-28

生活の中の一コマに自律神経を整えることを習慣にしてみませんか?椅子に座ったままで大丈夫です。ヨガウェアに着替えなくてもいいです。さあ、始めてみましょう!

広告

春は上空に低気圧と高気圧が交互にやってきて、気温と気圧が激しく上下するのが特徴です。そして、私たちの健やかさを保つために、その変動に対応しようと頑張っているのが「自律神経」です。自律神経は天気ととても深い繋がりをもっています。

自律神経とは?

自分の意思とは無関係に働いて、体温調整・呼吸・血圧・血流・消化・排泄・免疫・代謝など生命を維持するのに不可欠な機能を24時間無休でコントロールしています。そしてアクティブモードへと促す交感神経、リラックスモードへと促す副交感神経の2種類があります。今いる場所の温度、時間帯、目の前で起きている出来事に合わせて交感神経と副交感神経が自動的に働きます。気圧が安定して暖かく過ごしやすい日は、自律神経のバランスも整いやすいですが、春の時期のように気温や気圧の変動が激しいときには自律神経の乱れが生じやすくなります。また、交感神経と副交感神経のバランスもとても大事で、どちらかが多すぎる、少なすぎるのも不調へと繋がってしまいます。

自律神経
交感神経・副交感神経の特徴(イラストACより)

自律神経が乱れるとおこりやすい不調

自律神経不調症状
イラストACより

不調が起きる前に、たった10分でも自律神経を整える習慣を身につけて過ごしてみましょう。様々な不調が少し改善するかもしれません。

自律神経をととのえるには背骨の動きが大事

自律神経は背骨の周りに通っているので、背中の筋肉が固まっていたり、背骨を柔軟に動かせなかったりすると、自律神経もうまく機能できません。背骨やその周りの筋肉が緩むことで自律神経の働きが活発になり、交感神経と副交感神経もバランスよく機能します。背骨の基本的な6方向の動き(屈曲、伸展、左右側屈、左右回旋)を深い呼吸とともに気持ち良く動かしましょう。

基本姿勢
1. 椅子に浅く背筋を伸ばして座る。足裏でしっかり床をとらえる。
ひざの真下にかかとが来るように足の位置をセット。手のひらは空へ向け肩リラックス。
猫
2. 息を吐き、背骨の下から背骨全体を丸め、最後に目線をおへそへ。腰から首までしっかり丸める。(背骨屈曲)
牛
3. 息を吸いながら背骨の下からゆっくり背骨を斜め上へ伸ばすイメージで胸を開き、最後に目線を斜め上へ。
(背骨伸展)
体側伸ばし
4. 両足を大きく開き膝とつま先を同じ向きで外側へ。息を吸いながら片手を上げ、息を吐きながら反対側へ側屈し体側を伸ばす。気持ち良く伸びたところで数呼吸キープ。余裕があれば目線を腕越し天井へ。(左右側屈)
手つき
(手があげづらく背骨が丸くなるようなら、指先を肩へ置いて側屈。)
ねじり
5. 両足をぴったりつける。右脚を上にして脚を組む。(脚を組むのがつらい方は組まなくてもOK)
息を吸いながら背筋を伸ばし、息を吐いてみぞおちの裏から右後ろへねじり、最後に目線を更に後ろへ。数呼吸キープ。
吸)ゆっくり背骨の下から正面へもどり吐きながら脱力。(左右回旋)
脚を入れ替える。

どんな風が吹いても、しなやかに揺れる柳の枝のように、背骨もしなやかに動ける柔らかさと強さをつくっていきましょう。そして背骨の動きは、目には見えない自律神経にも機能しているということをイメージできると、普段の姿勢や今必要な体の動かし方を意識できるのではないでしょうか。変化しやすい春の時期、どうぞセルフケアを大事にお過ごしください。

広告

AUTHOR

元田裕子

元田裕子

ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

自律神経
自律神経不調症状
基本姿勢
猫
牛
体側伸ばし
手つき
ねじり