いつもの卵かけごはんが"あおさ"と"しらす"プラスで代謝アップ!管理栄養士が教えるダイエット朝食

 いつもの卵かけごはんが"あおさ"と"しらす"プラスで代謝アップ!管理栄養士が教えるダイエット朝食
Photoby石松佑梨
石松佑梨
石松佑梨
2022-04-19

ダイエット朝食の連載で最も重要に考えているのが『糖質単品の食事にならないこと』です。TKGよりも米飯だけの方が低カロリーなのでヘルシーに思えるかもしれませんが、痩せたいのであればTKGを選びましょう。 卵は不足しがちなタンパク質やビタミンD、鉄分などを豊富に含む食材です。ビタミンCと食物繊維以外の栄養素をすべて含むため、時間のない朝でも手軽に代謝アップできます。さらに、米飯は単品で食べるよりもタンパク質と一緒に食べた方が血糖値の上昇も穏やかになることがわかっています。 今月のTKGは、旬のあおさを使ったコンディショニングです。

広告

代謝アップTKG(卵かけごはん)

ダイエット朝食の連載で最も重要に考えているのが『糖質単品の食事にならないこと』です。TKGよりも米飯だけの方が低カロリーなのでヘルシーに思えるかもしれませんが、痩せたいのであればTKGを選びましょう。ここでは、いつものTKGに2つの要素を加えて、ダイエット効果を高めましょう。 

代謝アップ食材① あおさ

あおさ
Adobe Stock

あおさと青のりは風味や用途が似ている海藻です。どちらもスーパーなどでも簡単に手に入る食材ですが、あおさの方が安価なので、青のりの代替品としてもおすすめです。春に出回る生のあおさは日持ちしませんが、一般的な乾燥のあおさは自宅に常備しておくと大変便利です。米飯やサラダ、味噌汁などにトッピングする他、卵焼きや茶碗蒸し、和え物に混ぜても美味しくいただけます。

海藻類は低カロリー・低脂質で、既にお馴染みのヘルシーフードだと思います。豊富な水溶性食物繊維は老廃物を吸着して絡めとったり、腸内環境を整えることで、体を身軽にすることで代謝を高めます。また、食べたものをエネルギーに変える際に不可欠なビタミンB群も多く含まれています。

いずれの海藻類も体に潤いを与えつつ余分な水分と熱を排出して、ほてりやむくみを取り除いてくれる働きがありますが、冷え症の方は食べ過ぎにも注意しましょう。海藻類の冷やす性質には、温食材を組み合わせるのもおすすめです。たとえば、あおさのTKGに一味唐辛子をトッピングしてはいかがでしょうか。

代謝アップ食材② しらす

しらす
Adobe Stock

体内では、それぞれの栄養素が複雑に関わりながら代謝を行なっています。そのため、どの栄養素が不足していても体は上手に機能しません。たとえば、カルシウムは、その吸収を助けるビタミンDやマグネシウムとともに健康な骨づくりに働きます。

しらすはいわしなどの稚魚です。これだけ小さい魚ですが、骨や内臓まで丸ごと食べられるので、ビタミンD、鉄、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなど… 私たちが普段不足しがちな栄養素までバランスよく摂れます。

 

いかがでしたか?

しらす、あおさ、卵はいずれも塩分が比較的多く含まれている食材なので、TKG自体には醤油をかけなくても美味しいと思いますよ。

頑張らない朝食で今日も燃える1日を。いってらっしゃい!

広告

AUTHOR

石松佑梨

石松佑梨

サッカー日本代表選手をはじめ、世界で活躍するトップアスリートたちの専属管理栄養士として従事。のべ2万人以上に提供してきた「頑張らない食トレ」を武器に、近年は企業の健康経営や地域創生も展開する。幼い頃から「おいしい」への執着心が人一倍強く、おいしく健康に食べるための「ずるい栄養学」で、誰もがおいしく食べて健康になれる社会を目指している。著書に『過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー』(かんき出版)がある。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

あおさ
しらす