【座ったまま・たった30秒】産後は特に気になる「骨盤の歪み」緩和ヨガポーズ

 【座ったまま・たった30秒】産後は特に気になる「骨盤の歪み」緩和ヨガポーズ
Natsumi Koga

骨盤の歪みは、産後の体で気になることのひとつ。どうやって直すといいのか分からないというかたに、オススメのヨガポーズをご紹介します。

広告

骨盤は体の土台

骨盤は、お尻の真ん中にある仙骨、その先にある尾骨、そして大きな2枚の寛骨が組み合わさってできています。上半身と下半身を繋ぐ大切な部分。骨盤が歪んだままだと全身への影響が出やすいため、特に産後は骨盤調整などを行う必要があります。現代の生活では座った時間や車移動などが増えたため、骨盤まわりの筋肉が昔と比べ緩んでいると言われています。その結果妊娠すると骨盤は緩み過ぎてしまい、歪みを生じるようになります。また現在はおうち時間も増え、下半身の筋力を使う時間がめっきり減っています。こうなるとどんどん骨盤まわりの筋肉が強ばり、より解消しにくくなっていきます。

調整アイテムなどを活用するのもいいけれど

産後の必須アイテムとして、骨盤調整ベルトなどがあります。マタニティ本でもマストアイテムとして紹介されているため、用意するママも多いでしょう。産後常に巻けるのであれば活用したほうが良いアイテムでしょう。しかし一方でトイレへ行くたびに外す、巻きなおす、生活の中でだんだんずれる、付け方が正しいのか分からないといった点もあります。とにかく赤ちゃんのお世話で必死なママにとって、もういいや!となるときもあるかも。そんなときは、ヨガで骨盤の歪みを解消するアプローチも取り入れてみましょう。座ったままでOKなので、赤ちゃんが寝ている間やすきま時間を活用出来ますよ。骨盤の歪みを解消してくれるだけでなく、股関節やお尻まわりの筋肉へもアプローチできるため、下半身太りが気になる、脚のむくみや疲れが辛いかたにもオススメです。

骨盤を調整するヨガ

いきなり全部できる必要はありません。ご自身の体が、心地よい状態で伸ばせるところを探りながらやってみましょう。

やり方:

1.両脚を前に伸ばします。上下左右に揺らして、脚の力み強ばりを解放しましょう。

骨盤
1.両脚を前に伸ばします。上下左右に揺らして、脚の力み強ばりを解放しましょう。

2.右脚を左脚の外側に置きます。足の甲がマットに付けられれば付けて、足首が痛いかたは足裏をマットに置きます。

骨盤
2.右脚を左脚の外側に置きます。足の甲がマットに付けられれば付けて、足首が痛いかたは足裏をマットに置きます。

3.左脚も右脚同様に折りたたみます。この状態が痛い、キープできない場合には左脚を前に伸ばしたままでOKです。

骨盤
3.左脚も右脚同様に折りたたみます。この状態が痛い、キープできない場合には左脚を前に伸ばしたままでOKです。

4.両手を前に置き、お尻を軽く上げ座りなおします。お尻全体で体重を乗せるようにします。

5.両手はそのまま前に置き、ご自身の吐く息で上半身を前に倒します。膝の高さがあるため、深く倒れることよりも、体重を下半身に乗せる意識を持ちましょう。

骨盤
5.両手はそのまま前に置き、ご自身の吐く息で上半身を前に倒します。膝の高さがあるため、深く倒れることよりも、体重を下半身に乗せる意識を持ちましょう。

6.下半身の筋肉が少し痛いけど、気持ちよく伸びているところで3呼吸キープです。

7.吸う息で上半身を起こし、脚を解放します。反対側も同じようにやってみましょう。

右ひざと左ひざ、とくに上がってしまうときは下半身の筋肉が凝り固まっている証拠。そちらだけでも少し長めにキープしてみると良いですよ。

一気に直そうと思わないで

約10か月もの間、お腹の中にいた赤ちゃん。赤ちゃんの成長とともにママの体も大きく変化します。骨盤の歪みもそのひとつ。時間をかけて変化しているため、すぐにどうにかしようと思っても焦るだけかもしれません。コツコツほぐして丁寧に元の状態に戻すイメージでやってみてくださいね。

広告

AUTHOR

NATSUMI KOGA

古賀奈津美

商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

骨盤
骨盤
骨盤
骨盤