アシュタンガヨガが体幹に効く理由とは|ケン・ハラクマ先生にメロディー洋子さんが聞いた!

IKKEN URAKAWA

アシュタンガヨガが体幹に効く理由とは|ケン・ハラクマ先生にメロディー洋子さんが聞いた!

ケン:単に筋肉を鍛えるだけのアプローチとは違うので、確かに難しいと思います。しかし、それがヨガの奥深くて面白いところでもあります。たとえば、バンダは「締める」という表現を使いますが筋肉でカチンと固めてしまうと、逆にフリーズして効かせられません。リラックスして会陰を引き上げたりお腹をへこませたり、コツをつかんで効果的に動かすことでうまく機能していきます。とはいえ、最初から全部を取り入れようとすると混乱して、ストレスに感じてしまいます。初心者はヨガの練習に慣れてきてからで構わないので、ウジャイ呼吸、ドリシュティ、バンディングの順で段階的に取り入れステップアップさせてみてください。

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photo by IKKEN URAKAWA

M:ヨガって筋肉を鍛えるワークアウトと違って、とても奥深いです! 私は、チャクラにも興味があるんですが、バンダとも関係していますか?
ケン:バンダチャクラも、エネルギーの流れをコントロールする役目があります。バンダの役割は下からエネルギーに火をつけて、呼吸で取り込んだプラーナ(生命エネルギー)を燃料として心身を活性化させたり、心と体の循環やデトックスも促してくれますよ。

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photo by IKKEN URAKAWA

M:これからは私もトリスターナを取り入れて、ヨガの効果をもっと実感していきたいです!

体幹を安定させる3つのポイント

アシュタンガヨガには、トリスターナと呼ばれる3つのテクニック(ウジャイ呼吸、ドリシュティバンダ)があり、集中力や体の安定感を生む重要なカギを握っています。ケン・ハラクマ先生曰く、「呼吸でエネルギーを高め、目線を定めることで心身が落ち着いてきます。体幹は筋肉だけ鍛えるよりも、バンダを意識すると土台が安定します。ポーズ中は、手足に意識を向けず、体軸から末を動かす感覚を養うとポーズがぐっと楽になりますよ」

POINT1:ウジャイ呼吸

喉を閉じ摩擦音に耳を澄ます、胸式呼吸の一つ。エネルギーを効果的に取り入れることができ、音によって意識を内側に向けるため、集中力が高まりぐらつきが解消。

POINT2:ドリシュティ

サンスクリット語で「視覚」を意味し、視線を一点に固定することで体のバランスをとったり、散漫になりがちな意識の矛先を外から内へと向けて集中力を高める。

POINT3:バンダ

エネルギーの流れを調節する門(弁)。会陰部ムーラバンダ、へそ下のウディヤナバンダ、喉のジャーランダラバンダの3つがあり、体軸を安定させる効果も。

 

教えてくれたのは…ケン・ハラクマ先生

インターナショナルヨガセンター(IYC)&アシュタンガヨガジャパン主宰。日本でヨガを広めた第一人者。人生を有意義に、楽しく過ごすためのヨガ指導&普及活動を精力的に行い、日本国内だけでなく世界各国で活躍している。

モデル…メロディー洋子さん

アメリカ・カリフォルニア州出身。『CLASSY.』『GLITTER』をはじめ、女性ファッション誌、ショー、テレビなどで活躍中の人気モデル。ヨガ歴7年と熱心なヨギでもある。特技は逆転ポーズ。

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Photos by IKKEN URAKAWA
Nobuhiro Miyosh(RELATION)
Hair&make-up by Kousuke Hori (+ nine)
Model by Yoko Melody
Illustrations by Nana Suzuki
Text by Ayako Minato
yoga Journal日本版Vol.43掲載

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