【片付けの誤解】多くの人が勘違いしている?片付けの際に実は必要ないたったひとつのこと

 【片付けの誤解】多くの人が勘違いしている?片付けの際に実は必要ないたったひとつのこと
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miyaco HSP 整理収納
miyaco
2022-01-04

「片づけ」と聞くとビフォーアフターのように散らかった光景が一気に何もないスッキリした光景になる事を目指す方もいると思いますが、実は片付けの際に重要な事を勘違いしている方も。今回は片付けの際に実は必要ない事について。

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片付けに「収納テクニック」は必要ない

SNS等で片付け上手な方の写真を見ると、みんな同じ色、同じサイズの収納用品できっちり整えられた収納を見かけると思います。そしてそれを見て、自分にはできないと諦めていませんか?

ああいった光景は、きちんとモノの整理ができ、なおかつ片付けが習慣化されていて初めて成り立つものです。

そもそも「片付ける」とは、"使ったモノを元の位置に戻す行為"を言うので、見た目のセンスやアイデア収納、特別なテクニックは実はあまり重要ではありません。

重要なのはすぐに取り出せて戻せる仕組み作り

片付けられない人の多くは、①単純に面倒、片付けが好きではないというような心理的な問題、または②どこをどのように片付ければ良いのかがわからないといった行動面でつまづく場合に分かれます。

どちらの場合も共通しているのが、

『すぐに片付く仕組みができていない』ことで片付けられなくなっているのです。

自分や家族が使うものを、すぐ手に取れてすぐしまえるところに置いておくだけで、特別な収納テクニックがなくても片付けのハードルはグッと下がります。

収納テクニックは後からついてくるもの

とはいえ、SNS等でよく見るきっちり整った収納が間違いかと言えばそうではありません。

我が家の収納も、場所によってはきっちりした収納テクニックを使っているところもあります。

ですがそれは、整った収納を先に作り上げたのではなく、『自分が楽に家事や片付けをするためにモノを配置していった結果』なのです。

整理収納アドバイザーというと、収納アイデアやテクニックに長けていると思われがちですが、私はどちらかと言えば"魅せる収納づくり"は得意ではありません。

センスよりも自分に本当に必要なモノを見極める

片付けをする上で、

『本当に必要なモノを必要な分だけ持つ』

これを保てていれば大抵の場合は散らかりにくくなります。

そしてそのモノを自分が一番使いやすい位置に配置する。その上でしまう際に自分が良いと思ったケースを使ったり、取り出しやすいように仕切ったりする事が、いわゆる収納テクニックなのです。

片付けというと、美収納を作り上げることというふうに思われがちですが、収納テクニックや収納アイデアは最後の砦。

まずはひとつひとつのモノと向き合い、本当に必要なモノを見極め、それらを家族の誰もが使いやすい状態にすることが、片付けで最も重要なことなのです。

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miyaco

HSP系整理収納アドバイザー(整理収納アドバイザー1級保有)。片付けと出会ったことで、数年に及ぶ"汚部屋"生活から卒業。「部屋と向き合うことは自分と向き合うこと」ということに気づき、整理収納アドバイザーに。自身がHSP気質であることから、HSP向けの整理収納アドバイスを行うほか、SNSでも発信。



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