【意外】尿もれにはタイプがあった!泌尿器科医師が教える「尿もれタイプ別」の原因と対策

 【意外】尿もれにはタイプがあった!泌尿器科医師が教える「尿もれタイプ別」の原因と対策
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「尿もれ」というと高齢者を想像しますが、実は30代ごろから密かに尿もれを感じ始める人も。周りには相談しにくい内容のため、あまり話題には上がりませんが、TVCMで「ちょびっと漏れ」商品が流れるほど、実は水面下では多くの女性が悩んでいます。そこで、泌尿器専門医の鶴信雄医師に「尿もれ」のメカニズムについて、お話をうかがいました。

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「尿もれ」には3つのタイプがあった!

「尿もれ」とは、自分が意識しないうちに、尿が漏れてしまうこと。ですが、実は3タイプあるのだそう!

「尿もれには『腹圧性尿失禁』と『切迫性尿失禁』『混合タイプ』の3タイプがあります」(鶴医師)

「腹圧性尿失禁」とは……

骨盤底筋が弱くなるために起こる失禁のこと。重たいものを持ったり、咳をしたり、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまうのが特長です。

尿もれ
重たいものを持ったり、咳をしたり、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまうのが「腹圧性尿失禁」の特長。
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「切迫性尿失禁」とは……

尿を保持する力が衰えることで起こる失禁のこと。急に激しい尿意がきて我慢ができず漏らしてしまったり、便器に座りかけた瞬間に漏らしてしまう状態のこと。

尿もれ
急に激しい尿意がきて我慢ができず漏らしてしまったり、便器に座りかけた瞬間に漏らしてしまうのが「切迫性尿失禁」。
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「混合性尿失禁」とは……

腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両方の症状が出ている状態のこと。

ここでは、セルフケアが可能な「腹圧性尿失禁」の治し方について教えていただきます。

尿もれ対策、ケアすべき部位は「骨盤底筋」!

「腹圧性尿失禁の原因は、尿道、膣、肛門を8の字状で支えている筋肉、骨盤底筋が弱くなることです。骨盤底筋は筋肉なので、使わない状態が続くことで筋力が衰え、尿もれや膣ナラを引き起こしています」(鶴医師)

鶴医師が推奨する「骨盤底筋体操」は、とてもシンプル。肛門をギュッと締めることを、1日に3セット(1セット=10回×3)、2~3ヶ月継続すれば、徐々に「腹圧性尿失禁」は改善できるとのこと。

ヨガレッスンなどで「骨盤底筋を締めて」とインストラクターの先生に指導されることもあるのでは?ただ、この「骨盤底筋を締める」という感覚がわからない人は、「膣でティッシュをつまみ上げる感覚」を意識してみて。骨盤底筋体操と同様の効果を感じることができます。

尿もれの意外な原因「肥満」

骨盤底筋のゆるみとともに「尿もれ」の原因となっているのが、肥満です。

「今の体重から、3~5%減量していただくだけで、尿失禁が軽減したと言うデータが出ています」(鶴医師)

60kgの人なら2~3kg減らすだけであの嫌な症状がなくなるなら、ダイエットも頑張れそう。でも反対に、女性も30代を過ぎると、ちょっと気を抜いたり、不摂生な生活をしていると、あっという間に2~3kgは太ってしまいます。尿もれ防止のためにも、日頃から体重管理と軽い運動を習慣に、健康的な生活を心がけた方がよさそうです。

教えてくれたのは……鶴 信雄医師

神戸市生まれ。20年以上にわたり、泌尿器科専門医として大学病院、地域の基幹病院に勤務後、静岡県浜松市にて、プライバシーに配慮した診察を掲げる「鶴 泌尿器科クリニック」を開業する。

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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