「ねじった三角のポーズ」を安全に行うために意識したいこと

DAVID MARTINEZ

「ねじった三角のポーズ」を安全に行うために意識したいこと

パリヴルッタトリコナーサナとは、ねじった三角のポーズのこと。「パリヴルッタ=回転した」、「トリコナ=三角の」、「アーサナ=ポーズ」である。40年以上にわたってヨガや瞑想を指導してきたベリル・ベンダーが、このツイストポーズを行う上でのポイントを教えてくれた。

パリヴルッタトリコナーサナねじった三角のポーズ)は、体をツイストすることに尽きると思われがちだが、床に手が届くと、非常に繊細なバランスのポーズだということに気づくだろう。そして、脚とコアの筋肉の使い方を知っていれば、完全な安定と心地よさを味わうことができる。正しいアラインメントのとき、ハムストリングの強さとしなやかさを生み出し、肉体と精神、両者のバランスをとる。また、マインドの安定性と、自分は完全に自由であるという感覚も生み出す。片手を大地(もしくはブロック)に置き、もう片方の手を空へと伸ばすとき、自分の中の安定性に気づく。そして、今この瞬間に身を委ね、未来は未知であることを受け入れている間は、自分自身の大地に根を下ろしていられることにも気づくだろう。

自分のハムストリングの柔軟性を知ることがカギ

このポーズでは、背骨は床と平行になり、下側の腕は床と垂直になる。前側の脚、背骨、下に伸ばした腕の3つのラインが安定し、組織的なしっかりした形の三角形を作る。これはつまり、このポーズにおいて横方向の屈曲はないということだ。もしハムストリングや臀部が突っ張ったり、自分のエゴ(もしくはインストラクター)によるプレッシャーを感じたりすると、すぐにバランスを崩してしまう。また、下側の手を床に置き、体を開きながらツイストをしようとするときの背骨の伸びも失われてしまう。そしてついには、背中が丸くなり、コアの安定性、グラウンディングした脚の力強さがなくなり、椎骨をつなぐ椎間板を絞ることになってしまう。 そんなふうにして、背骨を伸ばさずに体を曲げたりひねったりすることを繰り返していると、数カ月のうちに背中に怪我をすることになるだろう。
このポーズを安全に練習するには、自分のハムストリングの柔軟性を知り、それに応じてプロップスを利用すること、また、緊張しすぎる(もしくは緩すぎる)筋肉が、背骨と床の平行を邪魔しないよう、足幅を調整する必要がある。デスクワークやランニング、自転車によりハムストリングが硬くなるのはよくあることだが、反対に脚が長く、ハムストリングの柔軟性が高い人の多くが、足幅を狭くしすぎてしまう。すると、このポーズをとったときに頭が尻より下になり、三角形が崩れ、コアの安定性もなくなってしまう。
パリヴルッタトリコナーサナでは、段階を踏んで体を開いていく必要がある。ジャーヌシールシャーサナマリーチャーサナⅢはハムストリングの柔軟性を高め、前屈とねじりの違いを理解し、健康的で安全なパリヴルッタトリコナーサナへの準備となる。

Model by Sarita Louise Moore
Styling by Emily Choi
Hair&make-up by Gregg Hubbard
Translated by Mami Larch
yoga Jounal日本版Vol.36掲載

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パリヴルッタトリコナーサナ
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