植物性乳酸菌、たんぱく質、食物繊維が一気に摂れる!管理栄養士が提案「豆乳ヨーグルトボウル」

 kiwi mixed berries yoghurt bowl
Kawahara Ai
河原あい
河原あい
2021-08-14

最近では豆乳ヨーグルトも手軽に購入できるようになり、取り入れている人も多いのではないでしょうか。植物性乳酸菌を含み、イソフラボンやたんぱく質など栄養豊富な豆乳ヨーグルトとフルーツを組み合わせて、おしゃれなヨーグルトボウルを楽しみましょう。

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今や多くの方が暮らしの一部に取り入れているプラントベースな食生活。豆乳やアーモンドミルクなどの植物性ミルクも、スーパーやコンビニで手軽に購入できるようになりました。

その中で、今回ご紹介するのが豆乳ヨーグルトを使ったヨーグルトボウルです。豆乳ヨーグルトとは、牛乳ではなく豆乳で作るヨーグルトで、植物性乳酸菌による発酵でできる食品です。

参考:豆乳で作るヨーグルトが人気を集める理由とは

一般的に植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌(動物性食材に存在する乳酸菌)よりも強く、生きて腸まで届くものが多いと言われています。そんな豆乳ヨーグルトを使ったヨーグルトボウルで、おしゃれな朝を楽しみませんか?

豆乳ヨーグルトボウルの作り方

yoghurt bowl step

■材料(一皿分)

・豆乳ヨーグルト 100〜120g

*お好みのフルーツ

*お好みのナッツ類

*…自分の好みに合った食材を準備しましょう。

■手順

①豆乳ヨーグルトは水分が出ている場合もあるので、しっかり混ぜてからお皿に移します。

②フルーツをカットして、お皿の周りに沿うよう円形に盛り付けます。

③④真ん中部分にお好きなナッツ類や種子類、トッピングをかけて出来上がりです。

ヨーグルトボウルで使用するお皿

通常、ヨーグルトは小鉢に入れてデザート感覚で食べる場合が多いですが、ヨーグルトボウルを作る際は、フルーツがしっかりのるように直径の大きめなものを使いましょう。目安として、直径13〜15cmのものがおすすめです。

また、お皿の深さも、ヨーグルトを入れる量が多くなりすぎるので、そこまで深くないもので大丈夫です。

私が愛用しているお皿はこちら↓

yoghurt bowl dish

Francfrancで購入したお皿、直径は約14cmです。

おすすめのヨーグルトボウル

バナナ×シナモン

banana cinnamon

バナナに含まれるオリゴ糖は、腸内細菌のエサとなる糖質。いわゆるプレバイオティクスとして優秀な食材です。プレバイオティクス…ヒトにとって有用な作用をもたらす微生物(プロバイオティクス)のエサとなる難消化性食品成分のこと。

また、バナナにはむくみ予防に効果のあるカリウムも豊富に含まれており、女性には嬉しい食材です。シナモンをトッピングすることで、バナナの甘みとマッチして砂糖なしでもデザートのようなヨーグルトボウルになります。

金柑×カシューナッツ

kumquat cashew nuts yoghurt bowl

柑橘類の一つである金柑は、ビタミンCが豊富で美肌効果に嬉しい食材です。また、金柑の皮に含まれるヘスペリジンは別名ビタミンPと呼ばれ、血管や血液の健康を保つ働きを持ちます。

皮をそのまま丸ごと食べる金柑で栄養素を余すことなく取り入れることができます。ちなみにヘスペリジンはみかんやオレンジ、グレープフルーツの皮や白いスジの部分にも含まれているので代用可能です。

そしてカシューナッツには健康に良い脂質である不飽和脂肪酸や亜鉛、銅などのミネラルが豊富に含まれています。そんなカシューナッツのザクザクとした食感と柑橘類の酸味を一緒に楽しめるヨーグルトボウルです。

キウイ×カカオニブ

kiwi cacao nibs

ビタミンC豊富なキウイ丸ごと一個使ったヨーグルトボウル。キウイに含まれる食物繊維で腸活にもぴったりです。カカオニブは「ポリフェノール」が豊富で抗酸化作用(アンチエイジング)の効果があります。体内が酸化されるのを抑制し、美容効果も期待できます。

そんなキウイとカカオニブを組み合わせることで、美肌効果たっぷりなヨーグルトボウルです。(ちなみにこちら一緒にトッピングしているミックスベリーにもポリフェノールやビタミン類が豊富です)

まとめ

豆乳ヨーグルトで作るヨーグルトボウルは、植物性乳酸菌、イソフラボン、たんぱく質、そして果物のオリゴ糖や食物繊維を一気に取ることのできる一品です。朝、食欲がない人や軽めに食べたい人にぴったりの量で、かつ作るのも簡単、そこまで時間もかからない手軽さが魅力です。

また、盛り付け次第でいろんな見え方ができ、アレンジも自由自在です。朝から豆乳ヨーグルトで善玉菌を取り入れ、フルーツなどのトッピングで善玉菌のエサを取り入れる、腸活にぴったりな一品。私はほぼ毎日ヨーグルトボウルを食べていますが、腸の調子もよく、お昼も程よい空腹感で迎えることができるので自分に合っているなと感じています。

ぜひ、朝から最高の一杯で爽やかな1日をスタートしませんか?

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AUTHOR

河原あい

河原あい

フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。



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