朝起きられない人に。体内時計をリセットする「朝と夜のアーユルヴェーダ」

PIXTA

朝起きられない人に。体内時計をリセットする「朝と夜のアーユルヴェーダ」

日の出前に起きる

アーユルヴェーダでは、夜明け前の時間帯はヴァータのドーシャが優勢になるとされ、その繊細なエネルギーですっきりと目覚めることができる。日の出前に起きることで、その日一日が活力で満たされるのだ。一方、日が昇った後に起床すると、カパの重く根づこうとするエネルギーが優勢となり、どんよりとした気分になりやすい。また、夜明け前は一日の中でも縁起がよい時間帯とされ、その静かで穏やかな空気は内側へと意識を向けやすく瞑想に適していると、テンプルトンは言う。

鼻を洗い流す

寝ている間に溜まる細菌、花粉、埃、鼻水を洗い流すために、急須のような形をしたネティポットを使って、温めた生理食塩水で鼻腔をすすぐ洗浄テクニック「ジャラネティ」を試してみよう。ジャラネティは、朝の呼吸法や瞑想の準備としてもぴったりだ。左右の鼻腔の呼吸の流れを均等にするため、イダ・ピンガラナディ(内面の探求へと導く2本のエネルギーの通り道)のバランスを整えてくれるとヨガの伝統では考えられている。カップ1杯のぬるま湯(減菌水または蒸留水)をネティポットに注ぐ。小さじ1/4杯の塩(コーシャソルトなどヨウ素無添加の塩や海塩)を加えて溶けるまでかき混ぜる。注ぎ口を左鼻孔に差し込み、シンクに身を乗り出し、頭を右側へ少し傾けてぬるま湯が鼻腔を通って右鼻孔から出るようにする。軽くはなをかんで、反対側も同様に行う。終わったら仰向け
になり、頭を後ろに傾け、温めた胡麻油またはギー(精製バター)を鼻孔に3、4滴垂らす。

舌を洗浄する

アーユルヴェーダでは、寝ている間に舌につく苔を擦り落とす「タンスクレーピング」というプラクティスを推奨しているが、それは舌苔に含まれるアーマ(毒素)が病気を引き起こす原因になると考えられているからだ。タンスクレーパーを手に持って舌の奥から先へと撫でるように動かす。そして、タンスクレーパーをその都度洗い、何度か繰り返し行おう。タンスクレーピングは歯磨きの前に行うので消化機能が刺激され、体はその日の最初の食事について考え始めるだろう。

レモン汁入りのお湯を飲む

歯磨きや食事、コーヒーを飲む前には、カップ1杯のお湯にレモン半個分の果汁を搾って(好みで岩塩をひとつまみと蜂蜜を大さじ1/2杯加えて)飲むようにしよう。カリフォルニア州、カールスバッド在住でChopra Center forWellbeingの統合医療ディレクターを務めるバレンシア・ポーター医学博士によると、この1杯は、腎臓と消化管を洗い流し、アグニ(消化の火)を刺激するため、朝食を代謝するための準備を整えてくれるという。

オイルマッサージをする

アーユルヴェーダでは、温かい純粋なオイルを使ったボディマッサージは、デトックス作用を高め、肌を保湿してくれるので、空気が乾燥する秋から冬の季節には特に効果的だと考えられている。さらに、血液循環を促進し、神経系を落ち着かせてくれる効果も期待できる。伝統的に朝の時間に行われるアビヤンガを10分間のセルフケアで楽しもう。ポーターがすすめるやり方はこうだ。バスルームに温めておいたオーガニックの冷搾胡麻油を用意してタオルを敷いて立つ。円を描くように頭皮からマッサージして、次に顔、首へと続ける。必要に応じて手のひらにオイルを馴染ませて、片側の肩、腕、手首、手、腕は上下に長く、関節は円を描くようにマッサージする。反対側も同様に行う。胸と背中をマッサージしたら、下腹部をやさしく時計まわりにマッサージする。お尻は円を描くようにマッサージし、脚は片脚ずつ、脚の骨に沿うように長くマッサージし、関節まわりは円を描くようにマッサージする。時間があればそのまま10分から20分間くつろぎ、オイルを馴染ませる。シャワーで洗い流すときは、転倒しないように濡らしたタオルの上に立ち、やさしい洗浄力のボディソープを使うこと(頭皮や顔にオイルをつけたくない場合は、オイルを使わず乾いた指先でマッサージする)。

Photos by Trinette Reed & Chris Gramly
Translated by Kanako Izawa
yoga Journal日本版Vol.33掲載

RELATED関連記事

facebook

Yoga Journal Onlineをフォロー

Facebookページでいいね!する