レア・カリスインタビュー

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カリスマヨガ指導者が最も伝えたい「人生のヒント」|ポジティブに生きる方法とは

パワーヴィンヤサヨガの指導者でもある、レア・カリス。ホワイトハウスで毎年開催される、伝統的なイベント「イースター・エッグロール」にて、3万人近くの参加者たちに対して過去6年連続、ヨガクラスを指導している。パワフルで常に前向きなレア・カリスにポジティブに生きる方法を教わった。

学生時代の怪我をきっかけにヨガの道へ|レア・カリスの軌跡

レア・カリス(以下、カリス):大学でチアリーダーをしていたときに、首を捻挫したり、腰を痛めたりしてつらい時期を過ごしました。当時は体が悲鳴をあげているにもかかわらず、学校のことや仕事にばかり集中していて体を癒やすことは全くしませんでした。卒業後は政治関連の仕事を始め、常に時計を気にし、眠るときはいつも携帯電話が隣にあるような生活だったんです。その仕事を始めて数年後、ある大統領候補者のための募金イベントを主催しました。しかしそのプロジェクトの最後に私は、半身麻痺になり救急車で運ばれてしまったんです。最初に医師は、脳梗塞か多発性硬化症を疑ったのですが、実際は過去のケガが原因の筋肉痙攣でした。この事件が私を目覚めさせるきっかけになったんです。限界に達した体が、「もっと肉体に注意を向けなさい!」と力尽くで私に教えてくれたんだと思っています。

ーーその体からの警告にどう応えましたか?

カリス:本当に小さな変化から一歩ずつ始めました。まず日曜は仕事を休むように、そのあと徐々に週末はすべて休めるように調整していき、夜は携帯電話の電源をオフにするようにしました。そして初めてのヨガティーチャートレーニングを修了したあと、指導を始めました。2008年、私がサポートしていた大統領候補者が落選し、新しい政治関連の仕事の面接を受け続けていたときに、ハッと気づいたんです。「フルタイムでヨガ指導をすればいいじゃないか! すでにその扉は開かれているのだから!」。この気づきは、私の真心と真実を世界とシェアするチャンスを与えてくれました。

ーーホワイトハウスで毎年開催される伝統的なイベント「イースター・エッグロール」にて3万人近くの参加者たちに対して過去6年連続、ヨガクラスを指導されてきましたが、その経験はどのようなものでしたか?

カリス:この地球上で最もパワフルな場所ともいえるホワイトハウスで、自分を変容させてくれたヨガを指導するということは、圧倒的にワクワクする経験です。しかし、今まで習ったことを正しく真摯に伝えていく責任も感じています。それは肉体的な教えだけではなく、ヨガの精神で生きていくことを伝える責任です。皆一人一人が繋がった存在であるということ、喜び、遊び心、そして愛。子どもたちでもわかりやすい言葉で、毎回どのクラスでもナマステの意味をこう説明しています。「私は素晴らしくイケてる。そしてあなたも同じように素晴らしくイケてる存在なの!」("I'm awesome, andyou're awesome, too!")

ーーヨガ指導者として、最も伝えたい人生のヒントはなんですか?

カリス:人生のどの瞬間においても、「私たちは選択ができる」ということを伝えたいと思っています。自分の人生を広げる選択なのか、もしくは狭める選択なのか。私の人生の一番の目的は、愛と光を最大限に広げていくことです。もしその目的をいつも意識して行動していれば、ヨガの練習のやり方も、何をどのように食べるかも、自分のキャリア構築の方法も、人間関係もすべてその目的のためによい方向に変わり、どの瞬間においても愛と光を他の人たちとシェアすることができると感じています。なぜなら、人は誰もが選択を通して広がる波紋のように他の人たちに影響を与えていますからね。

ーーあなたはホリスティックヘルス、食養のコーチでもありますが、食に対してどんな哲学を持っていますか?

カリス:人生において、活力や持久力を得るために最もシンプルな2つの方法とは、行動と食事を変えることです。あなたの食事の選択が、あなたの細胞をつくるわけですからね。1日に3回、その選択の機会がありますよね。でも、たった一つの正しい食事の選択や答えというのはなくて、一人一人がそれぞれユニークな選択ができると思っています。でも、私はいつも地産地消の考えを提案しています。地元の農家や、地元経営のスーパーから購入することも大切です。食べ方を変えることは、買い方を変えることに直結しています。作物が生まれた場所から、自分の口元に食べ物となって届くまでの間にある、多すぎるステップの数を減らすことで、より質の高いエネルギーを食事からとり入れられると思います。さらに、地元のコミュニティーをサポートすることができますよね。

ーー忙しいときも続けている個人的なヨガの練習はありますか?

カリス:毎朝目覚めた瞬間に、感謝の意思表示とアファメーションをしてから一日を始めます。昔はよく毎週のように出張していたので、旅先で自分の心を感じられないまま一日をスタートさせることがよくありました。目が覚めた瞬間、片目を開けて「あれ? 私は今日どこに居るんだっけ?」なんて思っていました。でも今は、どの場所に居ようと目覚めた瞬間に、私は誰であるのか、私の人生は何なのか、繋がっていることに感謝できるものは何か、そして私の人生の中でポジティブなものは何なのかを明確に唱えます。体全体の細胞とコミュニケーションをとるようにするんです。言葉はパワフルですから。自分の内側の世界である体、細胞たちと、外側の世界に対して自分は何ができるのかを毎朝宣言するのです。

Text by YJ EDITOR
Photos by Jeff Nelson styling by Emily Choi
Hair & Make-up by Beth Wakler
Translation by Joy Yu Natsume
yoga Journal日本版Vol.40掲載

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